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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/111

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    雨の日や世間の秋を界町

    幾秋のせまりて罌子にかくれけり

    刈りかけし田面の鶴や里の秋

     旅懷

    此秋は何で年寄る雲に鳥

     留別

    送られつ送りつ果は木曾の秋

     旅行

    さらでさへ秋に野寺の一つ鐘

     鹿嶋神前