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たるに、夥しき貯藏は盡きざりしかば、庫由克は、殘りをば勝手に掠奪せよと命じて畢へけり(多遜 二、一九七-二〇三)。荷車 五百輛あまりに積みたる金 銀 絹衣物は、皇居より遠からざる小山の上に置かれて、悉く分配せられきと喀兒闢諾は云へり。」


成吉思 汗 實錄 卷の十二 終り。