2006年1月5日ワシントンDCにおける、国際的な教育に関する大学学長サミットでの、ジョージ・W・ブッシュの演説

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原文

en:Remarks_at_University_Presidents_Summit_on_International_Education

演説者

ジョージ・ウォーカー・ブッシュ(George Walker Bush)

翻訳者

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演説[編集]

みなさんありがとう。また、長官、ここで私がスピーチできるのは君のおかげだ。

最初に言う。我が国は、アリエル・シャロンに対し深い共感を表明する。彼はイスラエルの病院で寝た切りになっている。我々は彼の恢復を祈っている。彼は善良な人物であり、また屈強な人物であり、そしてイスラエルの人民の安全保障について熟考しており、平和へのヴィジョンを持っている人物である。彼に神の御加護のあらんことを。

秘書夫人、私を招いてくれてありがとう。私がここにいるのは、国家安全保障における言語的なイニシアティブを私がどれほど強く支持するかを、ここにいる善男善女に知ってもらうためだ。それゆえ、かつては私には言語上の問題は特に無かった。あなたがたがこの方面で私よりも上だと思うなら、知らせてください。検査官は言った:「来てください。ここには大学の学長が集まっています」。私は言った:「すごいじゃないか。学校での成績表を比較する方法は持ち合わせていないが、彼女は博士号取得者で、私は大統領だ。

とは言っても、彼女は州の知事の仕事を山ほどこなしている。そしてドン・ラムズフェルドは軍の参謀の仕事を山ほどこなしており、最後に私はこの二人両方に、この会合に参加してくれたことに対して「ありがとう」と言いたい。この会合では我々の住むこの世界について、多少の発言がなされるだろう。私は教育長官がここにいないことを実に惜しく思う。結局のところ、私たちの話し合うことは教育の問題なのだ。マーガレットさん、ここにいてくれることを感謝する。しかし、あなたが国家情報局長のジョン・ネグロポントの隣に座っていたら面白いだろうな、とも思う。

言い換えれば、この会合の議題は広汎にわたり、国の防衛、国の外交、国を守るための情報戦略、そして国の民の教育を扱う。それゆえこの会合は重要なものだ。その理由は、諸君は数秒ののちに知ることになる。それにしても、この会合に諸君が参加してくれたことはありがたい。

州知事の代理ボブ・ゼーリックにも感謝したい。上院国際関係委員会の委員長である、インディアナ出身のルーガー上院議員にも感謝する。カンザス出身のパット・ロバート上院議員も我々に協力してくれている。パットは、パット・ロバート知的研究プログラムにおいて外国語の学習を奨励したのだ。私は、諸君がこの事実を快く思うと信じている。パット議員、この件についてはありがとう。

同じく、ラッシュ・ホルト下院議員にも感謝する。ラッシュ君、この会合に出席のうえ、私を招いてくれてありがとう。

私は、ここにいる外交官の全ての業績を高く評価する。私はいまこの部屋を見渡しているが、よく知っている人はあまりいない。この会合への参加に感謝する。諸君はどんなheckをここで行っているのか。一般の人々が諸君について想像しているようにであろうか。取引は海外で行われた。

我々が生きているこの時代は、異常な時代だ。対テロ戦争はもう終わった、と諸君に報告できたらどれほど良いことか。しかし現実にはまだ続いている。我々にはまだ敵がおり、彼らは我々への攻撃を企てている。私はこんな現実をアメリカの民衆に伝えたくはない。けれども可能な限り事実を伝えることは私の職務なのである。これが真実である。

根源的な質問は、「我々はどうすれば勝てるのか」「我々は何をするのか」というものであろう。短かく言えば、我々の戦略は、彼らを見付け、正義に導き、我々への攻撃をやめさせるというものだ。換言すれば、我々は守りではなく攻めの局面にある。我々のなすべきは、諸君も知ってのとおり、彼らに新鮮な空気の呼吸をさせず、彼らに「我々はアメリカに勝てる」という望みを二度と抱かせないことだ。我々が戦争に勝つ方法はこれが唯一のものだ。彼らがここ我々の母国に攻めてこないようにするには、我々は彼らを外国の戦場で打ち負かす必要がある。

そして、国防長官がここにいる理由はそれである。彼は、前線で邪悪な殺人鬼を探す任に当たっている、彼の隷下の若い兵士に、その地域の敵の言語を聞き、話す能力を望んでいる。軍を言語の面でも強くすること、その軍をたとえ世界の裏でも、村でも街でも、人まばらな原野でも都会地でも活動できるようにすることは、アメリカの民衆を守るために重要である。

我々は語学に堪能な士官を必要としている。アラビア語、ファルス語、ウルドゥ語を話す者からも情報を得るためにだ。我々に必要なのはまさにそれなのだ。そして我々は外交官を必要としている。我々が外国の政府を援助し、共同してテロリストと戦うときに、人々の命を奪い信じ難い反動的イデオロギーを広めようとするこれらテロリストに対抗するためにだ。このための外交官は、その地域の言語を話せねばならない。

つまり、我々の短期の戦略は、攻勢を維持し、軍隊を送り、語学士官を送り、有能な外交官を送り、その他テロリストに勝つために必要な道具を全て送ることである。これこそが、我が国民が我が政府に望んでいることであろう。国民は我々に、資源の活用に当たって効率的であることを望んでいる。そして資源の効率的な活用とは、我が国の大学においてこの言語教育の計画を推進することである。そのためには、他国の重要地域から人を呼び寄せ、語学の教師として働いてもらう。

諸君はこのプログラムについて詳細を知りたいと欲しているであろう。私が諸君に訴えたいのは、このプログラムは我々の戦略的勝利の一端をなし、そして戦略的勝利とは、短期においてこの国を防衛し、長期においては自由主義を世界に広めることである。我々はイデオロギー闘争に直面している。我々はまさに勝つところだ。我々の信奉するイデオロギーは、彼らのものより希望がある。

彼らが世界の一部で、その人口を半分に減らすと言うなら、彼らはいかなるイデオロギーも持つことを許されない。何人も、自由よりも価値のあるイデオロギーが存在するなどと言うことは許されない。

わかるだろう、自由こそが、最後に勝つイデオロギーなのだ。我々は、戦争の進捗とともに、この確信を深めてきた。しかし、我々が民主主義の敷衍を行わないならば、我々は長期的には民主主義の勝利を維持できない。わかるだろう、我々は自由な社会の良さというものを、人々に理解させる必要があるのだ。私は信じている、自由でありたいというのは全ての人が望むことだと。しかし、自由に反するイデオロギーを抱いており、教化を必要とする者もまたいることも、私は知っている。私は言った、我々は語学を勉強せねばならぬと。我々は対話無しでは人を教化できないからだ。現在、私は外国の人に対して直接には話していない。この演説は、翻訳者を介したうえで、アラビア語のテレビ局に放送させている。

しかし我々は、外国に行き、「自由な生はアメリカだけのものではなく、世界に普遍のものである」と言うことのできるアメリカ人を求めている。別に諸君の民主主義が諸君の理想どおりであることは求めていない。我々はただ、アラブ諸国の首脳に、自由な社会で生きるチャンスを人民に与えること、女性にも自由に生きるチャンスを与えること、女児にも教育を受けるチャンスを与え、彼女らに能力をフルに活かすチャンスを与えることを要求する。

そして私がこの目的のために最良と信じている方策は、我々うちののこの「自由」というものを理解している者に、アラブ諸国の言語での会話の能力を与えることだ。我々には彼らを援助する意志があることを彼らに信じてもらうには、我々は彼らの文化を理解し、尊重するところを示さねばならない。もし誰かが私のところに来て、テキサスの方言で話したなら、私は彼らのことを、テキサスの文化を認めてくれる人だと考える。つまり私が言いたいのは、アラビア語を習得した者は、異文化に関心があるということだ。外国の言葉を学ぶことは、意志の表現のしかたの一つである。関心の表現のしかたの一つである。他者に接近し、「私はあなたに興味がある」と言う方法の一つである。理解してもらいたい、私は諸君がいかに話すかのみならず、いかに生きるかにも関心を抱いている。

この国が他国の信頼を得るには、我が国の人々は我々のこころのなかにある、本当に価値のあるものを見られるようにならねばならない。アメリカ人がほかの言語、アラビア語を習得したときは、アラブ諸国の人は言うだろう、「神よ、アメリカは我々に興味を抱いている」と。彼らは我々の言うことによく耳を傾けてくれるだろう。

我々がここアメリカで計画している、外国の人に我々の考えや行動を理解してもらうためのこの偉大なプログラムは、アメリカの大学に給付する奨学金を含む。今日この場での私に長官が望んだのはこれの話ではないとは知っている。しかし、このことはそれでも私は話したい。我々は、若い人たちに、世界中からアメリカの大学に来てもらいたいと望んでいる。これは我が国益に利することだから、ビザの発給問題等は適切に小生する。我々はあの9月11日以来、バランスの維持に尽力してきた。私は諸君のいらだちを十分理解しているつもりだ。特に諸君が、バランスの維持は適切になされてこなかった、と主張する場合にはだ。けれども、我々は正しく職務を遂行しようとしている。なぜなら、アメリカで教育を受ける外国の若者が増えるほど、世界のなかで本当のアメリカを理解してくれる人が増えるからだ。

アラブ諸国の皆さん、あなたがたはいまご覧のテレビを見ているうちは、我がアメリカの真の姿を見出すことはできない。特に、アラブのテレビ局が流す情報をそのまま受け取っているうちは。アラブのテレビ局は、アメリカを正義の国とは扱わない。ときには偽情報やプロパガンダを流布する。これはフェアではないし、我がアメリカがしようとしていることに関し、人々に誤解を与える。皆さんがここアメリカの大学に來るならば、アラブのテレビの情報などはもはや関係無くなる。皆さんは我がアメリカ合衆国の情熱を目の当たりにすることになる。アメリカの多文化共生社会を見ることになる。自由な社会組織のもとに国民がみな結合している社会を見ることになる。

その目的のため私はいま検査官と協力して作業を進めており、また彼女はほかの人と協働している。その相手には諸君も含まれる。目的は若者が外国から我が国の大学に来られることを確実にすることだ。彼らをホワイトハウスに歓迎するか、彼らのオフィスに我々が訪問するかだが、諸君の想像のとおり、彼らは言うだろう、「大統領閣下、私はテキサスのA&Mに行きました」とか「スタンフォードに行きました」とかと。ペルーのトレド大統領のようにだ。つまりだ、諸君が外国の人とこの合衆国での大学での経験を同じ言語で語れるようになったなら、諸君が外国の内政や外交政策を指揮するのはかなり容易になるということだ。またその場合はアメリカに良い印象の無い他国指導者と付き合うのも容易になるだろう。なぜなら彼は合衆国で学びのときを過ごしたからだ。

我々は、子どもたちに重要な言語での会話を教えることを計画している。その遂行に必要な教師を外国から歓迎する。しかし目的はあくまで、世界のなかでアメリカの国益を増すことである。つまり、我々の姿勢を世界に示すことにより、我々の自由主義イデオロギーを破壊しようとする敵を打ち負かすことだ。我が国の正しさを見せつけてやるのである。

そして、ここにいる大学の学長たちの目の前で、長官と私は誓う、我々は、外国から人を呼び寄せることと国の安全との間で、適切なバランスを取る、と。

私は、この対テロ戦争で我々が勝つことを、いささかも疑ってはいない。そして、アフガニスタンが民主主義を堅持し、世界史上の驚嘆すべき前例になることにも、私はいささかも疑いを持たない。教育を職務とする諸君にはおぼえていてもらいたい、アフガニスタンはかつて女子に教育を許さなかった国だったということを。そして、今日ではアフガニスタンの女児の大半は学校に通っているということを。

イラクについて述べる。我々はイラクにおいて成功を重ねている。困難にかかわらずだ。その困難とは、我々が自由を広め進歩させることを、敵の殺人者たちが何らかの理由で妨害することだ。中東においては、良心の自由を認めることは彼らのイデオロギーにとって大きな敗北ととらえられ、また彼らの野心を潰すものと見做される。

この戦争は大変な仕事である。諸君がテレビで見ているのは大変な仕事である。けれども我々はやり遂げてきた。検査官が言うとおりだ。我々はかつてファシズムを放逐した。我々はかつて共産主義を放逐した。そして我々はいま、彼らの邪悪なイデオロギーを放逐せんとしている。この任務の遂行には、使用可能な手段を全て使わねばならないだろう。

私が民衆と分かち合いたいと望むストーリーの一つはこうだ。--- ところで、私の外交政策における最良のパートナーの一人は、日本の小泉首相だ。彼は面白い男で、例えば彼の好きな歌手はエルヴィス・プレスリーなのだ。

私が小泉首相と会うときはいつも、歴史の事実に衝撃を受ける。第41代大統領は18歳のとき日本と戦った。そしてその息子の第43代大統領は、日本の首相とともに平和維持に取り組んでいる。これは私に驚きをもたらすことだ。きっと、戦場に赴いた41代と、首相と話す43代のあいだには、何かがあったのだろう。話すことは、中東でいま花開かんとしている幼い民主主義を守るための軍隊の派遣のことだったり、北朝鮮の人民を餓死に追い込んでいる北朝鮮の指導者のことだったりする。そして、その解決の方法や、そのために我々ができることを話し合っている。

そして日本は、アメリカのやり方そのままではなく、日本的な形での民主主義を打ち立てた。日本にあったのは日本的民主主義だったのである。日本社会と日本政府は敵を味方に変えることができた。私は小泉首相に会うたびにこの事実を思い出す。そしてこれは私の家族の生活と直接につながっていることなのだと思い起こす。

いつの日にか、アメリカの大統領は、かつて民主主義が到底根付くまいと思われた地に民主主義を花開かせるチャンスを得られたことに関し、現在の世代のアメリカ人の意志と決定に感謝するだろう。いつの日にか、今日の世代のアメリカ人が他人と協働して自由主義を広める自信に満ちていたから、我々は平和を維持できたのだ、と誰かが言うだろう。

そしてここまで述べてきたことが、今日の我々が直面していることだ。敵は手強い。我々がここワシントンDCに結集したことは、我々を興奮させる。この会合は我々が国に尽くすための素晴らしい機会である。そして日ごろ政府に活動に協力してくれる諸君に感謝の意を申し上げる。子どもに与えるものとして、彼/彼女の夢を実現するチャンスより良いものは無い。そして我々がいましようとしているは、それなのだ。

私をここに招いて、私の思いを話す機会を与えてくれてありがとう。我が国に神の御加護がありますように。

この文書は、アメリカ合衆国においては、同国の著作権法に基づき、同国の連邦政府と雇用関係にある公務員がその職務上作成したアメリカ合衆国政府の著作物17 U. S. C. §105参考和訳))に該当するため、パブリックドメインの状態にあります。また、日本国においては、同国の著作権法13条に規定するもの(憲法その他の法令、通達、判決など)に該当するアメリカ合衆国政府の著作物のみに限り、パブリックドメインの状態にあると解されます。それ以外の国では、当該国の著作権法に基づいて、著作権の対象であるか否かが判断されます。


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