鐵道震害調査書/第一編/第二章/第四節

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第四節 東神奈川海神奈川間貨物支󠄂線(東神奈川海神奈川間1.2哩)

築堤及び軌道󠄁 本區間は殆ど全󠄁線築堤にして,第一第二運󠄁河橋梁附近󠄁の築堤約3呎沈下し軌道󠄁亦從て沈下せり,海神奈川驛構內に於ても線路屈曲して沈下2呎に及び,尙岸壁延󠄂長約150呎崩󠄁壞せり。

橋梁 橋梁は第一第二運󠄁河の2橋梁にして,何れも袖石垣崩󠄁壞し,橋臺は前󠄁進󠄁斜󠄁し,第一運󠄁河橋梁兩橋臺はバラス止切斷して軀體水平󠄁に切斷せり,又󠄂第二運󠄁河橋梁は海神奈川方橋臺上部に橫に罅裂を生じたり。(寫眞第八十六參照)

建物 海神奈川驛に於ける貨物扱所󠄁及びその他の建󠄁物小破せり。