象牙の雑草I (牧野虚太郎)

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博物館の腰部は大聲で齒を磨き
蜃気楼を頻発した航路は骨格を露にして進む
コンクリイトされた人相學そして起床へのメガネよ
僕等はLETHEを縦にし時圭を二分した
永遠が抜萃されて來て僕等の齒は白くなり
ミルクを飲みそこねた略式時代が來る
剃刀の場所を逃れてクビカザリの眞似ごとを繰返し
空気の生活と水に映るホタンタの洗髪術について
僕等はどんぐりを先に呼びLILLIPUTのために地球を後れさせた