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聖餐

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ひとりひとりの純潔にはじまり
ゆたかな邂逅が掌をめぐつてゐる
約束にもたれて水をきり
一てきをとほく
かたみの鞭になげながら
かすかな歴史の肌となる――
靜かに風が吹いてゐた
小さな惡をとざす神の怒りから