絵画論 (ダ・ヴィンチ)/第1部/1.絵画は科学か否か

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科学とは、その究極の原理に起源を持つ精神的な言説であると言われ、自然界に科学の一部である他の何ものも見出すことができない、連続量のように、つまり幾何学の科学は、物体の表面に始まり、その表面の項である線に起源を持つことが判明する、これにおいて我々は満足しない、なぜなら線は点にその項を持っており、点は他の何者もそれよりも小さくなり得ないものであることが分かっているからである。したがって、点は幾何学の第一原理であり、自然の中にも人間の心の中にも、点の始まりを与えることができるものは他にないのである。というのは、もしあなたが、様式の点の最後の鋭さによって表面になされる接触が点の創造であると言うならば、これは真実ではなく、この接触はその中点を囲む表面であり、この中点に点の居住があると言うことになり、この点はこの表面の物質ではなく、また宇宙のすべての点がたとえ結合されても、また、結合されうるとしても、表面のいかなる部分も形成しないであろうからである。また、ある全体が千の点で構成されていると想像するならば、この千の量からある部分を除けば、この部分はその全体と等しいとよく言えるでしょう。そして、これはゼロか無か、つまり算術の第十の図形によって証明され、それによってその無にOが図式化される。これは単位の後に置かれると、それを10と言い、この単位の後に2を置くと、100と言い、そうして無限に、それが加えられる数を常に10倍にする。それ自体は何の価値もなく、宇宙のすべての無はその実体と価値において単一の無と同じである。人間の調査は、数学的な実証によって行われない限り、真の科学とは呼べない。そして、心に始まり心に終わる科学が真理を持つと言うなら、これは認められませんが、多くの理由で否定されます。まず、そのような心の談話には経験がなく、それなしには何も確かなものはないのです。

この作品は1927年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。

 

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