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  • 院の新帝の御方へ被渡。堀河大納言具親・日野中納言資名、是を請取て長講堂へ送奉る。其御警固には長井弾正蔵人・水谷兵衛蔵人・但馬民部大夫・佐々木隠岐判官清高をぞ被置ける。同十三日に、新帝登極の由にて、長講堂より内裏へ入せ給ふ。供奉の諸卿、花を折て行妝を引刷ひ、随兵の武士、甲冑を帯して非常を誡む。いつしか…
    39キロバイト (9,304 語) - 2022年12月1日 (木) 07:59
  • たりける。今は海上二三十里も過ぬらんと思ふ処に、同じ追風に帆懸たる舟十艘計、出雲・伯耆を指て馳来れり。筑紫舟か商人舟かと見れば、さもあらで、隠岐判官清高、主上を追奉る舟にてぞ有ける。船頭是を見て、「角ては叶候まじ、是に御隠れ候へ。」と申て、主上と忠顕朝臣とを、舟底にやどし進せて、其上に、あひ物とて乾…
    42キロバイト (10,318 語) - 2022年12月1日 (木) 07:58
  • ← 巻第七 巻第九 → 太平記 巻第八 巻第八 50 摩耶合戦事付酒部瀬河合戦事 先帝已に船上に着御成て、隠岐判官清高合戦に打負し後、近国の武士共皆馳参る由、出雲・伯耆の早馬頻並に打て、六波羅へ告たりければ、事已に珍事に及びぬと聞人色を失へり。是に付ても、京近き所に敵の足をためさせては叶まじ。先摂津…
    53キロバイト (12,774 語) - 2024年4月7日 (日) 20:28
  • 此砌に御座候得は江北の諸士浅井に心をかよはし二心ある武士多かるへし先日の御触状の如く御廻文御廻し被成御請判を御覧せらるへしと申けれは此儀尤可然とて高清高峰父子の御判を被仰出ける斯て高島郡犬上郡愛知郡坂田郡浅井郡伊香郡六郡の諸将御意いかてかそむかんとて何れも御請判をそ出しける先一番に堀能登守頼貞樋口四…
    81バイト (11,047 語) - 2024年3月25日 (月) 14:24
  • 「蘭草。世上栽蘭各自誇。蜂英菖葉映窓紗。要知楚畹真香物。請看簇生浅紫花。」蘭軒は後文政四年に長子榛軒(しんけん)と倶に再び蘭草を詠じた。「蘭花。元是清高楚畹芳。細花尖葉露瀼々。奈何幽致黄山谷。不賞真香賞贋香。」此詩の下(しも)に自註がある。「世以幽蘭。誤為真蘭。西土已然。真蘭俗名布知波加末者是也。白…
    1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52