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枕草子 (Wikisource) 第十四段 作者:清少納言
淵は かしこ淵、いかなる底の心を見えて、さる名をつけけんと、いとをかし。ないりその淵、誰にいかなる人の教へしならん。青色の淵こそまたをかしけれ。藏人などの身にしつべくて。いな淵。かくれの淵。のぞきの淵。玉淵。