明治元訳新約聖書(大正4年)/提多書

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ウィキペディアテトスへの手紙のページがあります。

[二千三十三]
しんやくぜんしょしとパウロテトスおくれるしょ

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第一章[編集]

かみしもべまたイエス キリストしとパウロおなしんかうよりまことのこなるテトスふみおくわれかみえらたまへるひとをしてしんかうおこさしめかつかみうやままことのみちしらしめんためしとつとめをなし
いつはりなきかみよのはじめまへやくそくたまひしかぎりなきいのちのぞめり
かみおのれさだめおきたまへるときおよびてせんけうよりてこのかぎりなきいのちみちあらはせりせんけうすなはわれらすくひぬしなるかみそのめいわれゆだたまへるところのものなり
ねがはくハなんぢテトスちゝなるかみおよびわれらすくひぬしキリスト イエスよりめぐみやすきうけ


われなんぢクレテとゞめたるゆゑなんぢをしてかけなくところたゞしくしかつわがなんぢめいぜしごとまちゝゝちゃうらうたてしめんとてなり
ひともしとがむべきところなくひとりおんなをっとにしてそのこどもほうたうをもてうったへらるることなくしたがハざることなきしんじゃならバちゃうらうたつべきものなり
それかんとくかみいへづかさなれバかならとがむべきところなくおのまゝをなさずかるゞゝしくいからずさけたしまずひとうたむさぼらず
たびびとねんごろあしらぜんこのつゝしみたゞしくきよくみづかせい
まなびしところまことのみちまもるべしこれたゞしきをしへひとすゝかつべんばくするものくじかんためなり
そハしたがハずしてむなしろんをいふものまたあざむことなすものおほくしてかつれいぞくするものうちにハことかくごとものあれバなり
十一 かれらきたなきりためをしふべからざることをしへてぜんかしんかうほろぼすがゆゑかならずかれらくちをしてふさがしむべし
十二 クレテびとつねいつはりいふものあしきけものまたらんだにしてしょくむさぼものなりと
十三 このあかしまことなりこのゆゑなんぢきびしかれらいましかれらをしてしんかうかたうし
十四 ユダヤびとあやしはなしまことすつひとたておきてこゝろよすることなからしむべし
十五 きよきひとにハすべてものきよくけがれたるひとふしんじゃにハひとつ
[二千三十四]
としてきよものなしすでかれらこゝろりゃうしんともにけがれたり
十六 かれらみづかかみしるかたれどもそのおこなひこれもどかれらにくむべきものなりしたがハざるものなりすべてよきわざとりてハすつべきものなり

第二章[編集]

されなんぢただしきをしへかなことかたるべし
らうじんにハつゝしみうやゝゝしきみづかせいすることとをすゝめかつしんかうあいしのびとにかたうならんことをすゝむべし
らうふにもきよきかなおこなひをなさんことひとそしらずさけおほたしまずよきことひとをしふることゝをすゝむべし
またかれらをしてわかきをんなおっとあいあい
みづかせいていけつにしいえのわざをなしじひいだそのをっとしたがことをしへしむべしこれかみことばけがされざらんためなり
なんぢまたわかきをとこみづかせいすることすゝむべし
なんぢなにごとなすにもおのれよきわざかたとならんことつとをしへつたふるにしんじつうやゝゝしくし
せむべきところなきたゞしきことばあらハすべしてきするものをしてわれらあくいふよしなくみづかはづることをなさしめんためなり
しもべにハおのれしゅじんしたがなにごとなすにもこれよろこバせんことつとこれいひさからハず
ものぬすみとらこれちうしんつくすべきことすゝむべしなにごとなすにもわれらすくひぬしなるかみをしへかざことをせんためなり
十一 それすべてのひとすくひたまかみめぐみあらハれ
十二 われらいましわれらをしてかみうやまハざることなかよくすてみづかせいたゞしかつつゝしみていまのよながら
十三 のぞむところさいはひおほいなるかみすなはちわれらすくひぬしイエス キリストさかえあらはれんことのぞみまたしむ
十四 キリストわれらためおのれすてたまへりこれわれらをすべてつみよりあがないだかつおのれためひとつのたみきよこれをしてねっしんよきわざおこなハしめんためなり
十五 なんぢこれらことかたりまたすゝなんぢすべてけんゐいましむることをすべしなんぢひとかろんぜらるゝなか

第三章[編集]

なんぢかれらをしてつかさけんゐあるものとにふくかつしたがすべてよくことおこなそなへをなし
ひとそし
[二千三十五]
らずあらそハずおだやかにしすべてひとあしらふににうわてせんことをおもひださしむべし
われらさきにハおろかなるものしたがはざるものまよへるものさまゞゝよくたのしみどれいなれるものうらねたみておくりしものにくむべきものまたたがひにくみあへるものなりしなり
されわれらすくいぬしなるかみさなけひとあいたまあいあらはれしとき
かれわれらおこなひしところたゞしわざよらたゞそのあはれみしたがうまれかはりあらひせいれいよりあらたにすることとをわれらすくへり
せいれいすなはかみわれらをしてそのめぐみによりとせられよつぎたるをかぎりなきいのちのぞまたしめんため
われらすくひぬしイエス キリストよりゆたかわれらうへそゝぎたまへるところのものなり
しんずべきはなしなりわれなんぢがこれらことせつかたかみしんずるものをしてつゝしみてよきわざつとめしめんことをほっこれらことよしまたひとえきあり
なんぢおろかなるべんろんけいづさうたうおきてあらそひさるべしこれらえきなくまたむなしきものなれバなり
いたんとなわかれおこひとなんぢこれをひとたびいましめてのちとおざくべし
十一 それかくのごとひとよこしまにしてみづかつみなるをしりなほこれをおかすことをなんぢしれバなり


十二 アルテマスあるひテキコわれなんぢにつかはさんときなんぢいそぎてニコポリスきたわれつくべしわれかしこにてふゆすごさんとさだめたり
十三 はふりつかなるゼナスおよびアポロねんごろおくかれらをしてともしことなからしめよ
十四 またわれらにつけものをしてよきわざつとひとなくてならぬものたすけんことをまなびてむすばざることなからしめよ
十五 われともあるものみななんぢのやすきとふなんぢにしんかうありわれあいするものやすきねがはくハめぐみなんぢらすべてのものにあらんことをアメン


新約全書提多書 終