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後光厳院殿宸筆御願書 (康安2年)

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維康安二年歳次壬寅正月朔戊申、十七日甲子、日本國皇帝掛モ畏 伊勢 皇太神宮 廣前󠄁 、恐 美毛 申賜 波久度佐久、夫吾朝󠄁󠄁󠄁 爲神國 、天孫與乾坤侔 之久、宗庿 護王道 皇運 日月懸 禮利、然則萬民 安全 ニモ、偏依明神之擁護 、四海 淸寧 ニモ、專仰尊󠄁社之冥腃 、爰頃年次來海內不聊 之天、寰中無度 、干戈頻動 、衆庶苦軍旅 、華夏共亂 群臣迷邊邑 、有罪者 受理運之殊 、無罪者 遭非分之災 、仰天 歎之 、俯地 思之 、倩顧菲薄之身 、雖慙神靈之鑒、憗受瑤圖 旣十一載、忽避華洛 古度 及兩三度 倍利、是雖知天道之令然、頻猶󠄁歎時運之不全 、政道 淳素雖有志、治國 德化似無實 、豈非冥助 、爭成此願乎、無偏 無頗 、棄邪 歸正 之天、神道之無親 、常 善人 須る、抑亦去十三日 與利 風痹相侵 之弖、玉體不豫 奈利、九重之還幸 ニモ 延引 之弖、萬機之朝󠄁󠄁󠄁務 闕怠 勢利、不日 令平愈 、無爲 有入華 、專所󠄁祈請󠄁 奈利、依之仰從三位行神祇權大副大中臣朝󠄁󠄁󠄁臣親世 、以吉日良晨企參詣、抽精誠 之牟、宜應無私之祈願 、速預太神之勝󠄁利 、政敎歸堯風 、恩化侔舜日 勢牟、恒例 神事不可有懈怠 、臨時 祭禮殊可刷威儀 、然者禁闕之花開万春之榮 、帝都之風鎭四夷之塵 、皇位不動 、聖󠄁算無窮 、護幸 倍止、恐 美毛 申賜 波久と 申、

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