大命神社の笹囃子
花の踊り
[編集]インヨ 花が見たくば吉野へござれインヨ 吉野若い衆みな花よ ハンヤ 花の踊りは面白や
インヨ 花が見たくば愛宕へござれインヨ 愛宕若い衆みな花よ ハンヤ 花の踊りは面白や
インヨ 花が見たくば清水寺へござれインヨ お寺若い衆みな花よ ハンヤ 花の踊りは是迄よ
巡礼踊り
[編集]インヨ巡礼インヨ するがのやあれ まいるするがのインヨ一人 インヨ姫子のやれ旅初めスイスイスイ 十七姫子のやあれ参る するがのやあれ 一人インヨ 姫子のやれ旅初め 三十インヨ 三枚のヤレ札もちのインヨ 美濃のインヨ 谷汲ヤアレ 打ちおさめインヨ おやどインヨ たのみしヤアレ おいづるをインヨ 美濃のインヨ 谷汲ヤアレ ぬぎおさめふ。
笠の踊り
[編集]おろやおろや イヤおんどろや おろやインヨ 十七姫子の召したる笠は 上りの縫いか下りのぬいかやら 美しやの 笠の踊り 笠骨竹はようろぎ山の紫竹の小竹と好まれた しゅみをは善光寺中野の小管と好まれた 夜露にとらせと好まれた 糸をば越後のくしゃの十七よりに まつ子によらせと好まれた かんばは 都の清水ざくら遊山所と好まれた 笠の踊りは是迄よ
船頭踊り
[編集]おろやおろ おろやイヤおんごろや おろやインヨウなれば近江の堅田船頭にどとほれて 連れてござれや船頭殿 船頭踊りは面白やインヨ 連れてゆくにもやすけれど 沖が晴れればいうぐ船頭踊りは面白やインヨ あいの島にはぬのさらす これは姫子で名をさらす 船頭踊りは是迄よ
瀬田の踊り
[編集]いさざのおどり いざおどりインヨ 瀬田の踊り 瀬田踊りインヨ 近江の国の瀬田のこうりのうまおいがヤア てんがで一の姫持ちだインヨ 姫はななつにいまなるがヤアレ 綾や錦の機をたて 日に一じょうのつもり織るインヨ さとさと とさとだとインヨ 足もと手もと綾織る手もとイヤ愛らしやイヤ面白やインヨ たちたる機を見てやれば 春のおふのうぐいすが ヤアすばをたちてみた如く ヤアおんどの若い衆さらりとしおり ヤアさてこきりこのうちならしうちならし