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Wikisource:ウィキリンク

提供:Wikisource
このページはウィキソース日本語版の公式な方針です。多くの利用者に支持されていて、すべての利用者が従うべきであると考えられています。必要に応じて編集することは可能ですが、その変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。大きな変更を加える場合は、ノートページで提案してください。
このページはウィキソースにおけるウィキリンクに関する方針を説明しています。スタイルガイドについてはWikisource:スタイルガイド#ウィキリンクをご参照ください。
ウィキリンク
ウィキソースにおけるウィキリンクの適切な使用に関する指針

要約

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ウィキリンクは、ウィキソース内およびウィキメディア財団公認の姉妹プロジェクト内の、他のページへのハイパーリンクを提供します。コンテンツ内(主に標準および翻訳名前空間)のウィキリンクはこのページの方針によって制限されています。

ウィキデータ

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ウィキデータはウィキソースの姉妹サイトの1つであり、無料・協働的・多言語のセカンダリーデータベースとして、構造化されたデータを収集してウィキメディアプロジェクトをサポートしています。ウィキデータは、より容易にメンテナンス可能な言語リンクやInfoboxを通じてウィキソースをサポートしており、それによってウィキソースでの作業量が減少して品質が上昇しました。ウィキペディアなどの姉妹サイトリンクやフランス語版ウィキソースなどの言語間リンクは、可能な場合は必ずウィキデータデータベースを通じてメンテナンスすべきです。

詳細の情報は、en:Wikisource:Wikidata(英語)をご確認ください。

註釈としてのウィキリンク

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テキスト本体内でのウィキリンクは註釈と考えられます。これは、コンテンツ関連の名前空間(すなわち標準名前空間および翻訳名前空間)およびそれに情報を送る名前空間(すなわちPage名前空間)にのみ関連します。

基本的なウィキリンク

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ある種の非常に基本的なウィキリンクは註釈に含まれません。たとえば、作者名が作者ページ(作者名前空間内のページ)にウィキリンクされるかもしれません。また、書籍の題名や他の作品が、作品または翻訳名前空間にあるその書籍・作品にウィキリンクされるかもしれません。

認められるウィキリンク

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ウィキメディアプロジェクトのページにリンクするのは問題ありません。ただし注意点として、多くのタイプのウィキメディアにリンクするのは、ウィキメディアサイトまたはウィキメディア運動と直接関連のあるテキストにおいてのみ適切であると考えられます。これらには以下のものが含まれます(また以下のものだけに限られるわけではありません):

  1. ファイルおよびその説明ページ
  2. Index名前空間およびPage名前空間のウィキソースページ
  3. ヘルプ、MediaWiki、Module、プロジェクト、特別、テンプレート、および利用者名前空間のページ
  4. メディアウィキ、メタウィキ、ウィキメディア・コモンズ、ウィキメディア・ラボ、ウィキブック、ウィキデータ、ウィキバーシティ、およびウィキボヤージュのページ

ポイント1に関して、テキスト内で言及された、何かを提示する有益なファイルは、ただ単にリンクするよりも、ページ内に含めるべきです(註釈の方針に準拠すること)。ウィキメディア・コモンズ上にあるファイルを含めるのは簡単です。ですが、他のウィキメディアサイト上にアップロードされているものもあります。この場合、3つのシナリオがあります。1つめは、ファイルをコモンズにアップロードするのに支障がなければ、そうしたあと元ファイルを削除するという方法です。2つめに、もしファイルに我々のライセンスとの互換性があり、一方でローカルなポリシー上の制約によりウィキメディア・コモンズにはアップロードできない場合は、ウィキソース上にアップロードしてページ内に含めることができます。3つめに、ファイルがフェアユースである場合、フェアユースはウィキソースおよびコモンズでは禁じられているため、含めることができません。

ポイント2に関して、作品が別作品に言及している場合、リンクはIndexあるいはPage名前空間よりむしろ、作品または翻訳名前空間に対してするべきです。同じことが、作品がそれ自身または別作品の一節に言及している場合にも該当します。アンカーも必要ならば使えます。

認められないウィキリンク

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解釈を含むリンク(下記参照)は認められません。

ウィキメディア以外のリンクは認められません。ただし、ある作品において著作権上の制約によりBibliowikiに掲載されている他の作品について言及する場合は、ウィキソースの{{Bibliowiki page}}テンプレートを使ってリンクすることができます。

解釈を含むリンク

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リンク先は、文脈を考慮したうえでなるべく、リンクとして示している語句と近似・一致しているべきです。リンクは、その文脈に適している、もっとも詳細なページにのみすべきです。

リンク元のテキストとリンク先は本質的に同一であるべきです。作品または翻訳名前空間のテキストのテキスト本体に対してウィキリンクを追加する際、顕著な程度の解釈は一切認められません。そのような行為は、中立性というウィキソースの方針に違反していると考えられます。この一例として、直接リンクは可能なときはいつでも好まれます。パイプ付きリンクは、名前空間やプロジェクト名を隠したいとき、曖昧さを回避するとき、表記の揺れや別表現、その他の同様かつ軽微な差異があるときにのみ、使用すべきです。

現状 入力内容 表示 備考
許可 『[[こゝろ]]』の「先生」が「私」に遺書を送った理由は、… こゝろ』の「先生」が「私」に遺書を送った理由は、… ここでリンクされた題名は明瞭にマークされおり、その意図を理解するのに解釈は一切いりません。
不可 [[こゝろ|漱石の一番の代表作]]において、… 漱石の一番の代表作において、… このリンクでは、筆者の意図に関する想定が含まれています。このような解釈は個々の読者にゆだねるべきです。

過リンク

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過度のリンクは避けるべきです。この方針のもとウィキリンクを追加するのが認められるとしても、多すぎるウィキリンクは注意散漫の原因になるため、必要ない場合は使うべきではありません。

一般的に、1作品の本文内において1ページあたり1回のみ出現すべきです。たとえば、1つの短編において作者名が何度も言及される場合、最初の箇所のみウィキリンクすべきです。

無リンク

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無リンクはウィキソースでは問題ありません。テキスト本体が全然ウィキリンクを含まないのは通常です。

しかし、各ページには{{header}}か{{translation header}}テンプレートをつけ、できるだけ完全な状態にするべきです。とくに、headerテンプレートは作者名前空間にリンクすべきです。章を表すサブページは、作品の前および/または次の章にリンクすべきです。

文章本体内における作品の題名と筆者の名前は通常、 (作品または翻訳名前空間、および作者名前空間の作者ページにそれぞれ)ウィキリンクすべきですが、必須ではありません。

指針

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以下は、厳重な規則ではありませんが、ウィキソースで一般に受け入れられている慣行です。

意図せざる強調

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リンクされた語句に意図しない強調がなされ、作品が改変されて用語が異質になるようなウィキリンクは避けるべきです。

ウィキリンクは周囲の未リンクテキストと比べて若干異なるように見えます。そのため、読者の注意をひき、これらの語をより強調します。場合によっては、この強調が作品自体を改変し、読解に影響する可能性があります。これは、リンク元の語句とリンク先が本質的に同一であるときでさえも発生しえます。

たとえば、米国同時多発テロ時の93便操縦室の音声記録(英語)において、"Allah is greatest"(アッラーは偉大なり)というフレーズからen:Wikipedia:Takbir(「アッラーは偉大なり」と唱えること)に対してリンクすることは、専門的には正しいですが、この語句に追加的な強調がされています。

コンテクストに適したリンク

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テキストの性質はウィキリンクが適切かどうかに影響します。これには、推定上の作者の意図、文章の潜在的な読者、可能性のある使用法を考慮しなければなりません。

学問的または科学的作品においてより多くのウィキリンクがあるのは、その用途で使われる可能性が高まるため、学問上適切かもしれません。また、リンクがテキストのようなものの利便性を高めるため、より多大なリンクは辞書や百科事典などの文献的作品においてもより適切かもしれません。

詩歌やフィクション作品では、ほとんどまたはまったくウィキリンクがないほうが適切かもしれません。しかし、古語や不明瞭な語はウィクショナリーの語釈にリンクすることができます。子ども向けフィクション作品の難解な語にウィキリンクをつけるのは、想定される読者層がより若いため、成人向けの場合よりも適切です。

類似の種類の作品では、ある種の用法によって違いが生まれる可能性があります。たとえば、en:Tracts for the Times (1834)のような総合神学作品やen:A Critical and Exegetical Commentary on Judges (1910)のような聖書評論のどちらにも、聖書の一節や言及があり、ウィキソースの聖書のコピーにウィキリンクできます。しかし、聖書論評は聖書を用意したうえで使用するのが意図されています;ここでのウィキリンクの重要性はより低く、より蛇足的です。一方、一般的な作品では、読者が聖書を手にしながら読む可能性は低くなるため、ウィキリンクをするほうが適切です。

古い作品では、フィクションか神学か他の種類のテキストかにかかわらず、ウィキリンクしたほうが適切かもしれません。これらの場合では、ウィキリンクが筆者が述べていることを理解するのに有益だからです。同時代の読者にはよく知られていたであろう文化的記述は、現代の読者にとって不明瞭である可能性があります。より古い作品の作者は、読者がラテン語やギリシャ語を学んでいると仮定していることもありえます(現代はその仮定どおり可能性は低いです)。このような状況ではウィキリンクが通常よりも許容されます。

赤リンク

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内部ウィキリンクのリンク先ページが存在しない場合、(利用者設定にて表示設定を変更しないかぎり)このように赤く表示されます。

そのページがまもなく作られること、あるいはいずれ作成すべきことを示すため、テキストや他のページを編集するときに赤リンクを作成することが有益な場合があります。赤リンクがあることで、作品や作者がウィキソースに存在しえ、また存在すべきだが、現在は存在していないことがわかります。

姉妹プロジェクトのウィキペディアに関する2008年の調査では、赤リンクによってウィキペディアプロジェクトの成長が促されるという結果が出ました。

外部ウィキリンク(例:ウィキペディアや他のメディアウィキプロジェクト)は決して赤く表示されません。このようなリンクは、存在の有無にかかわらず、同じ薄い青色で表示されるため、非アクティブリンクとアクティブリンクの区別がつきません。外部リンクは、リンク先ページがすでに存在するとき、またはまもなく作成されるときにはり付けるべきです。

過去の議論(英語)

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関連項目

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