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交通安全都市宣言 (東京都立川市)

提供:Wikisource

宣言

わが国産業経済の伸長に伴い交通量は著しく増加し、最近の交通事故死は、国民死亡順位の5位となりその激増ぶりは真に憂慮すべきものがある。

とくに我が立川市は三多摩地方の要衝として、中央線をはじめ南武線、青梅線、五日市線の起点であり、バス路線は立川、京王、西武、五王、都バス等54路線が集中していると共に米軍基地が所在する国際都市として路面交通の輻輳は日日増張し、これに伴う事故発生の激増は市民の大きな不安となっている。

このときに当り、交通事故を未然に防ぎ、住民の生命と安全を守り平和な明るい生活の確立を願う市民の総意のもとに交通事故の絶滅を期し、ここに立川市を「交通安全都市」とすることを宣言する。


昭和37年2月12日

立川市長  桜井 三男

この著作物は、日本国の著作権法第10条1項ないし3項により著作権の目的とならないため、パブリックドメインの状態にあります。(なお、この著作物は、日本国の旧著作権法第11条により、発行当時においても、著作権の目的となっていませんでした。)


この著作物はアメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつ、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。