ベン・シラの智慧 第五十章

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第五十章[編集]

1 オニヤのシモンはだいさいしにして、そのけるあひだいへつくろひ、かれみやかたうせり。
2 かれによりてふたへかべたかところみやまはりたかいしがきはそのもとゐよりきづかれぬ。
3 かれみづぶねちひさくせられ、まはりどうきうみごとくなりき。
4 かれはそのたみのためにはかり、かれらやぶれざらんがためにまちかため、てきおそひそなへたり。
5 ひとびとかれまはりつどひしときせいじょよりきたりしかれは、いかにくわうえいちしぞ。
6 くもなかあけみゃうじゃうごとく、ちてまどかなるつきごとく、
7 いとたかきものみやうへかがやたいやうごとく、えいくわうくもひかりあたふるにじごとく、
8 はつほばらはなごとく、いづみかたはらゆりごとく、なつにゅうかうわかめごとく、
9 かうろなかかうとのごとく、あらゆるはうせきちりばめたるじゅんきんのべいたうつはごとく、
10 むすぶオリブのごとく、またくもまたかそびゆるすぎごとかりき。
11 えいくわうころもまとひ、まったほこりて、せいだんきざはしちしときかれせいじょけいだいえいくわうみたしぬ。
12 さいしたちのよりそのぶんけ、おのれまたさいだんがはち、このきゃうだいたちに、かんむりごとかこまれしときかれはレバノンのわかかうはくごとかりき。またかれらしゅろみきごとかれまはりたり。
13 アロンのこらみなそのえいくわうまとひ、しゅくもつたもちてイスラエルのぜんくわいしゅうまへちぬ。
14 さいだんつとめをはり、ぜんのうなるいとたかきものそなへものととのへんため、
15 しゅはいべ、ぶだうそそぎ、さいだんのもとにそそぎて、ばんみんわうなるいとたかきものにかぐわしきかうをささげぬ。
16 そのときアロンのこらこゑげ、のべがねづくりのラツパをらし、ひとびとおほいなるひびきをおこして、いとたかきものまへきねんとなせり。
17 すべてのたみはそのときみなただちにひれふして、かほにつけ、いとたかかみぜんのうなるかれらしゅをがたてまつりぬ。
18 つみびとらもまたそのこゑげてさんびし、いへなかうるはしきしらべちたり。
19 たみいつくしみふかしゅみまへいのり、いとたかしゅよばはりて、しゅれいはいをはるまでにおよび、かくてかれらはそのほうしはたしぬ。
20 そのときかれくだきてイスラエルのこらぜんくわいしゅううへにそのげ、そのくちびるをもてしゅしゅくし、そのみなえいくわうしたり。
21 かくてかれふたたかがめてをがみをなし、いとたかきものよりのしゅくふくけぬ。

22 なんぢいまばんもつかみしゅくせよ。しゅいたところおほいなることをなし、たいないよりわれらたかめ、そのじひしたがひてわれらをあしらひたまへり。
23 ねがはくはしゅこころよろこびわれらにあたへ、われらのに、イスラエルにへいわあたへてとこしへいたらしめ、
24 われらにたいするそのいつくしみかたくし、そのよしとたまときわれらをすくたまはんことを。
25 ふたつのたみゆゑにわがこころなやむ。だいさんたみにあらず。
26 すなはちサマリヤのやまするひとびととペリシテびとまたシケムにおろかなるものどもなり。

27 われはふみさとりちしきとのをしへとをしるしたり。われはそのこころよりちゑそそいだしし、エルサレムのシラ・エレアザルのイエスなり。
28 さいはひなるかな、これらのことをおこなひとまたこれをそのこころたくはふるものさとくならん。
29 もしこれをなさばかれはすべてのことにつよくなるべし。しゅひかりかれみちびきなればなり。