ベン・シラの智慧 第三十八章

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第三十八章[編集]

1 なんぢひつえうしたがひ、れいつくしていしゃうやまへ。そはしゅこれをつくたまひたればなり。
2 いしゃいとたかきものよりいやしちからけ、わうよりれいもつけん。
3 いしゃじゅくれんはそのかしらたかからしめ、たふとひとびとまへほまれしむ。
4 しゅつちよりくすりつくたまへり。さとひとはこれをまじ。
5 みづかつをもてあまくせられしは、そのちからられんためにあらざりしや。
6 そのおどろくべきみわざによりてあがめられんために、しゅひとじゅくれんあたたまへり。
7 しゅみわざによりていしゃひとくるしみのぞく。
8 やくざいしはこれによりてねりぐすりつくらん。かくてしゅみわざむことなく、けんかうしゅよりちじゃうきたるなり。

9 わがよ、なんぢめるときゆるがせにすな。むしろしゅいのれ。しゅなんぢいやたまはん。
10 しきおこなひり、なんぢなほくせよ。またなんぢこころをすべてのつみよりきよめよ。
11 かぐわしきかうむぎことをきねんぶんとしてそなへ、かつてなかりしごとえたるいけにへささげよ。
12 いしゃところさせよ。そはまことしゅかれつくたまひたればなり。かれなんぢよりらしむな。なんぢかれえうすべし。
13 そのせいかうあるときあり。
14 かれらまたしゅに、かれらしゅくしてひとついのちながくせんがためすくひいやしとをあたへしめたまはんことをいのるなり。
15 そのつくりぬしさからひてつみをかものを、いしゃおちいらしめよ。

16 わがよ、ししゃのためにけ。おほいなるなやみくるものごとく、かなしさけべ。またそのしたいをふさわしくつつみ、そのはうむりなほざりにすな。
17 いちにちまたふつかいたくき、おほいなるなげきをなし、なんぢししゃにふさわしきものとせよ。しからざればなんぢひとしざまにはれん。かくしてなんぢかなしみのためにいしゃけよ。
18 かなしみよりきたる、こころかなしみちからおとろへしむ。
19 わざはひうちかなしみまたのこる。まづしきひとくらしはそのこころそこなふ。
20 なんぢこころかなしみけず、そのをはりおもひてこれをれ。
21 かれわするな、ふたたかへることなし。なんぢかれえきせず、かへつておのれそこなはん。
22 かれのぞせんこくおぼえよ。なんぢまたこれをけん。きのふわれに、けふなんぢに。
23 ししゃあんそくともに、そのきおくをもやすませ、そのれいかれときかれのためにいしゃけよ。

24 がくしゃちゑひまあるをりきたり、つとめすくなひとさとくならん。
25 すきひとはりあるむちほこものをうしり、そのはたらきいそがしきものまたをうしかずにつきてかたものは、いかでちゑべき。
26 かれはそのこころあぜつくりけ、そのむるはめうしくさあたへんためなり。
27 たくみまたたくみがしらひるよるやすみなきもまたかくごとし、またいんてうこくをなすものはそのはげみによりてもろもろたぐひつくるをべし。かれはそのにがほつくらんとこころさだめ、そのわざふるまでるべし。
28 かなしきそばしてあらがねをあしらうかぬちまたかくのごとし。ゆげはそのからだつからせ、ねっきうちに、かれはそのわざにいそしむ。つちつねにそのみみにあり、そのあつはかたちそそがれ、そのこころわざるをち、まったくこれをなしとぐるまでるなり。
29 そのはたらきばし、あしをもてまはすゑものしまたこれにひとし。かれつねこころらうしてわざをなし、そのつくりしもののかずはなはおほし、
30 うでをもてねんどよりかたちつくり、あしをもてこれをととのへ、ねんいりつやぐすりほどこし、またはげみてそのきよむ。

31 これらはすべてそのしんらいし、いづれもみなおのわざたくみなり。
32 これらひとびとなくばまちにはひとなく、とどまるものも、ゆききするものもなかるべし。
33 かれらたみくわいぎうちもとめられず、またつどひうちにもたかめられざるべし。かれらさばきけいやくさとあたはず、さばきにもせず、さばきとをかず、またたとへかたらるるところにもみいだされざるべし。
34 されどかれらこうぞうささへん。そのわざかれらいのりあり。