ヘルプ:サブページ
サブページ |
ウィキソースでのサブページの使用に関する文書。 |
ウィキソースでは、メイン名前空間にサブページを使用しています(また、他のいくつかの名前空間も使用しています)。これはウィキメディアプロジェクトでは珍しいことです。この覚書きでは、これがどのように機能するか、いつ使用するか、どのように使用するかを説明します。
サブページの認識
[編集]サブページは、ページタイトルに含まれるフォワードスラッシュによって認識します。これは、ウェブページのURLやコンピュータのファイルディレクトリシステムのようなものです。ページタイトルがFoo/Barの場合、ページ「Bar」はページ「Foo」のサブページとなります。サブページには複数のレベルがあり、各レベルに複数のサブページが存在することもあります。例として以下の通りになります。
- Foo
- Foo/Bar
- Foo/Bar/第1章
- Foo/Bar/第2章
- Foo/Bar/第3章
- Foo/Baz
- Foo/Baz/第1章
- Foo/Baz/第2章
- Foo/Baz/第3章
- Foo/Baz/第4章
- Foo/Baz/第5章
- Foo/Bar
Foo は最上位の「ベースページ」です。Bar と Baz は Foo のサブページです。Bar には1から3までの3つのサブページがあり、Baz には1から5までの5つのサブページがあります。
用語
[編集]ベースページ、基底ページ または ルートページ
- 各作品のトップレベルのページのこと。通常は、各サブページへのリンクを持つ目次を含みます。また、標題紙や表紙など、原著の表題を含むこともあります。
サブページまたは下位ページ
- ベースページの下にある各ページで、作品の章やその他の構成単位が含まれます。
サブページの使い方
[編集]サブページは、ウィキソースのメイン名前空間で使用されます。これは手に負えないほどの単独ページの膨大化を防ぎ、1つの表題のもとに1つの作品をまとめるために使用されます。作品のすべての章や節は、個別のサブページが必要です。詩集や百科事典のようなコレクションである作品は、それぞれの作品、詩、記事、または項目ごとに個別のサブページが必要です。
サブページは、ウィキソースをよりよく整理し、ウィキソース利用者が作品をよりよく管理するのに役立ちます。例えば、ベースページのカテゴリやライセンスは、そのサブページにも同様に適用されます。作品全体の移動、タイトル変更、その他のメンテナンスを1つの操作で行うことができます。また、サブページをナビゲーションし、認識するためのテンプレートを作成可能です。それ以外も様々な利点があります。
サブページを使用する実例
[編集]章と節
[編集]章、節などの番号は、原著の番号設定にしたがってください。例えば、原著が漢数字を使用している場合は、アラビア数字またはローマ数字ではなく一・二・三を使用してください。例えば、以下のようになります。
- 私の本
- 私の本/第1章
- 私の本/第2章
コレクション
[編集]例:
- ユール・ログ
- ユール・ログ/戦うマーメイド
- ユール・ログ/フランス人の感謝の気持ち
定期刊行物
[編集]例:
- エイボンファンタジーリーダー
- エイボンファンタジーリーダー/第1巻
- エイボンファンタジーリーダー/第1巻/夜の声
- エイボンファンタジーリーダー/第2巻
- エイボンファンタジーリーダー/第2巻/トゥズン・トゥーンの鏡
- エイボンファンタジーリーダー/第2巻/黄色い看板
- エイボンファンタジーリーダー/第1巻
サブページの作り方
[編集]まず最初にベースページを作成することを推奨します。ベースページでは、すべてのサブページを赤リンクで列挙する必要があります。目次付きのスキャンした本を発行する場合は、赤リンクをフォーマットの一部として追加し、それを参照読み込みする必要があります。次に、赤リンクをクリックして、サブページを作成します。
サブページとヘッダー用テンプレート
[編集]名前空間 | テンプレート |
---|---|
作者 | {{author subpage}} |
Wikisource | {{process subpage}} |
ヘルプ | |
ポータル | {{portal subpage}} |
サブページは、ベースページほど多くの情報を表示する必要がありません。そのため、サブページには独自のヘッダーテンプレートが用意されています。基本的な {{header}} はサブページでも使用できますが、サブページで使用するとその機能の一部が自動的に無効化されることに注意してください。
ヘッダーテンプレートは、サブページ間のナビゲーションに便利です。特にメイン名前空間では、多くのサブページが連続して存在する可能性があります(各章やその他の各下位節に1つずつ)。テンプレート内のprevious
およびnext
パラメータは、前後のサブページへのリンクします。これらのパラメータには絶対ウィキリンク[1]を使用できますが、リンク先は現在アクティブなベースページの別のサブページであるため、相対ウィキリンク[2]の方がシンプルになります。ほとんどの場合、title
パラメータは作品全体の名前であり、ベースページに戻るためのウィキリンクでもあるべきです。
他のサブページのテンプレート
[編集]関数
[編集]- {{Is subpage}}: 現在のページがサブページであるかどうかを検出するために使用できます。
保守
[編集]- {{Move to subpage}}: 他のベースページのサブページであるべきベースページに設置します。Merge subpagesにより補完します。
- {{Merge subpages}}: (現時点では他のベースページとなっている)サブページを持つべきベースページに設置します。Move to subpageにより補完します。
- {{Split}}: ベースページに配置するには長すぎるため、ベースページと1つ以上のサブページに分割する必要があります。
テンプレート上のサブページの検知および使用
[編集]マジックワード
[編集]以下の「マジックワード」変数は、サブページを扱う際に便利です。見本の結果は、Foo/Bar/Bazという名前のページに適用されます。つまり、BazというページはBarのサブページで、Fooのサブページです。
マジックワード | 機能 | 見本の結果 |
---|---|---|
{{PAGENAME}} | ページのフルネームを返します | Foo/Bar/Baz |
{{BASEPAGENAME}} | 現在のサブページの祖先のページの名前をすべて返します | Foo/Bar |
{{SUBPAGENAME}} | 現在のサブページの名称のみを返します | Baz |
{{FULLPAGENAME}} | 正規の名前空間を持つ完全なページ名 | Help:Foo/Bar/Baz |
例 – 以下のコードの一部分は、{{BASEPAGENAME}}と{{PAGENAME}}が同じであるかを確認することでページがサブページかどうかを検知します(これはベースページでのみ発生します):
{{#ifeq:{{BASEPAGENAME}} |{{PAGENAME}}<!-- BASEPAGENAME = PAGENAME か確認--> |<!-- これがベースページのとき --> |<!-- これがサブページのとき --> }}
パーサー関数
[編集]パーサー関数の #titleparts はページタイトルをより正確かつ柔軟に読み込みます。
{{#titleparts:ページ名|返すべきセグメントの数|返す最初のセグメント}}
たとえば、サブページ Foo/Bar/Baz のページタイトル部の第3セグメントを読み込むには以下のようにします:
{{#titleparts:{{PAGENAME}}|1|3}}
= Baz
この関数は255文字、24階層のサブページまで機能します。
なお、{{#titleparts:{{PAGENAME}}|1|1}}
は、ベースページやサブページで使われているかどうか、サブページの深さに関係なく、常にベースページ名を与えます。 これは、マジックワード変数ではできません。
例 – 以下のコードの一部分は、ページ名に少なくても第2パートが存在するか確かめることで、そのページがサブページかどうか検知することができます:
{{#if:{{#titleparts:{{PAGENAME}}|1|2}}<!-- これがサブページか確かめる --> |<!-- これがサブページのとき --> |<!-- これがサブページでないとき --> }}