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プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと/私たちはスーパーヒーローではありません

提供:Wikisource


あなたがIT 業界にいるプロジェクト・マネジャーであっても、どんな種類のプロジェクトでも管理できるようになりたいのなら、役に立つアドバイスがあります。

「私たちはプロジェクト・マネジャーであって、スーパーヒーローではありません」

これは私がプロジェクトマネジメントスキルのトレーニングをするときに、最初に紹介するお話です。すぐれたプロジェクト・マネジャーの特徴について話すとき、お気に入りの言葉があります。「でも、ソフトウェアプロジェクト・マネジャーがやるべきことをやる、しかもうまくやるには、スーパーヒーローが必要なのです」

とはいえ、まだトレーニングは始まったばかりなので、いくらか希望をもたせてあげる必要があります。だから、こう言います。「私たち普通の人間でも実際にすぐれたプロジェクト・マネジャーになれる人はいます。どんなテクニックがあるのでしょう?」

私は次の3 つがあると考えています。

  • あなたの個人的な強みと弱みを知ること。
  • あなたのチームの個人的な強みと弱みを知ること。
  • これらの知識を使って、あなたの弱みを埋めてくれるチームメンバーと補完的な協力関係を築くこと。

どうすれば個人的な強みと弱みがわかるのでしょうか? - 過去に受けたあらゆる適正テストや勤務行動テストのコピーを見てみましょう。 - 過去の評価データから推定するときには、正直になりましょう。調査を受けたとき、あなたは正直に答えましたか?「分類」は今でも当てはまりますか?あるいは当時から成長して、変わりましたか?分類に関連する強みと弱みのうち、どれが一番正確にあなたを表現していますか? - 最高のプロジェクト・マネジャーならどの分類に当てはまるだろうか、と考えてはいけません。正解はないのです。すぐれたプロジェクト・マネジャーには柔軟性が必要です。つまり、状況ごとに診断して、最も効果的に対処するために、自分の安全地帯から踏み出せなくてはなりません。 - 利用可能なデータから、現在の個人的な強みと弱みの一覧を新しく作りましょう。常にそれをわかるようにして、自分自身について学びながら更新していきましょう。

そうすれば、あとは簡単です。チームを評価するために、強みの一覧を使いましょう。それから、あなたの個人的な弱み一覧にある領域に強みのあるチームメンバーを探しましょう。

私の場合(もしソーシャルスタイルをご存じであれば)エクスプレッシブ型(活動型)です。弱みは細部への注意です。私にはいつもそれを思い出させてくれるアナリティカル型(分析型)の人が必要なのです!もしあなたが必要以上に他人を喜ばせようとしているなら、あなたが自分自身でムリなくやれるレベル以上に、プロジェクトを力強く推進するのを助けてくれる人が必要になるでしょう。

あなたの弱みのある領域において、補完的なスキルをもったチームメンバーがいるか確認しましょう。あなたがやっていることを彼らに話す必要はありません。秘密にしておきましょう。チームメンバーはあなたをスーパーヒーローだと思い込んでくれるかもしれませんよ。私はだれにも言っていません。

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