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文保法

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政道条々〈文保元年院御治世〉

 条々

一、神宮伝 奏、可被定置其仁事、
一、祭主以下祠官等訴詔、閣奉行職事直付伝 奏可停止事、
一、諸社諸寺伝 奏、可被定置其仁事、
一、神宮以下諸社諸寺雑訴日来他人奉行事、可渡其寺社伝 奏事、弁官職事 奏事時急事之外面〃可付其寺社伝 奏事、
一、神社仏寺甲乙人訴詔等、伝奏以下請取訴状者、急事外十箇日中可奏聞、兼又弁官職事奏事等不遁避之、不顧機嫌相逢可 奏聞事、
一、毎日伝 奏当番之仁、先可 奏、於非番之輩者、依参仕遅速可 奏聞事、
一、弁官職事 奏事、同可依参仕遅速事、
一、毎日伝奏已下一人 奏事、不可過十箇条事、
一、毎日御身固出御、可被定刻限事、〈巳刻〉
一、奏事、可被定刻限事、〈巳午刻〉
一、弁官職事付 奏事於伝 奏時、他人不可交座事、
一、弁官職事着宿衣布衣 奏聞、官蔵人方公事可被停止事、
一、被聞食 奏事時、可被退女房事、
一、評定毎月六箇度、式日其衆雖無催促各可皆参、所労故障時、可相触奉行人、延引時又奉行人可相触其衆事、
可被定刻限事、〈巳刻〉
細砕事等雖不及文書廻覧、又雖無出御、其衆少々参会加了見、可申所存事、
一、勅問事、十箇日中可申所存事、
一、廻覧文書相副案文者、三ヶ日中可返遣奉行人事、
一、諸社諸寺諸院宮以下 使庁成敗事、
訴詔出来時、雖被尋下子細、無左右不可有勅裁事、
一、評定文殿勘決、雖被究渕底、猶為無訴人疑、可置起請事、
一、雑訴漏脱堅可被誡事、
一、近習男女於 奏達者、雖恐時宜以私会釈請取訴詔条、可停止事、
一、任官叙位雑訴等、可停止近習内 奏女房口入事、若不拘此制禁者、雖為理訴永可被停止訴詔事、
一、任官叙位等、以女房被伝仰職事条、可被停止事、
一、官禄依稽古勤節可有沙汰事、
一、長日不動護摩、毎月北斗法供䉼已下、奉行人厳蜜可申沙汰事、

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。