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なんぢちゝよりむくいざらん。ゆゑ施濟ほどこしときは、ぜんしやひとよりほまれために、くわいだうおよ街衢ちまたおいすがごとく、おのれまへらつぱなかれ、われまことなんぢぐ、かれすでそのむくひく。なんぢ施濟ほどこしときなんぢひだりなんぢみぎところらしむるなかれ、なんぢ施濟ほどこしひそかならんためなり、しからばひそかなるをかんがみるなんぢちゝあらはなんぢくいん。なんぢいのときぜんしやごとくするなかれ、かれひとられんために、くわいだうおよ通衢ちまたすみちていのことこのむ、われまことなんぢぐ、かれすでそのむくひく。なんぢいのときなんぢしつり、ぢて、ひそかなるところいまなんぢちゝいのれ、しからばひそかなるをかんがみるちゝあらはなんぢむくいん。またいのときはうじんごとむだごとかれ、けだしかれことばおほきをもつかれんとおもふ。かれならなかれ、けだしなんぢちゝは、なんぢねがはざるさきに、なんぢもとむるところる。ゆゑなんぢくのごといのれ。てんいまわれちゝよ、ねがはくはなんぢせいとせられ、一〇なんぢくにきたり、なんぢむねは、てんおこなはるゝがごとく、にもおこなはれん、一一にちようかてこんにちわれあたたまへ、一二われおひめあるものわれゆるすがごとく、われおひめゆるたまへ、一三われいざなひみちびかず、なほわれきようあくよりすくたまへ、けだしくにけんのうくわうえいなんぢす、「アミン」。