コンテンツにスキップ

Page:Shinshiki Sanjutsu Kogi 00.djvu/163

提供:Wikisource
このページは校正済みです
147
(二)
通分

と置き,以て分母 に屬せる分數を分母 に屬せる分數班の中に包括せしむ.分母に屬せる分數班は其一部として の或約數を分母とせる分數を含蓄す.同一の分數は種々の分母に屬せる分數の中に包括せられ,此等の分數班の一員として種々の形式に表はさるゝことを得.

の公倍數の一つを となせば,分母 に屬する分數及分母 に屬する分數は共に盡く分母 なる分數班の中に含蓄せられたり.今

と置かば

を分母 に屬せる分數班の一員として,其大小を比較し又之に加法減法を施こすことを得,卽ち