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としとつてからちがひます、御婦人ごふじん子供こどもうむのがやくで、ぞくたゝみへないとくらゐのくるしいもので、當今たうこん產婆さんば學校がくかう卒業そつげふわかいおばあさんが御座ございます、をんなとしればばゞあきまつてる、ところが十八さい二ヶげつなど老婆とりあげ御座ございます、それでも表看板おもてかんばんには產婆さんばかい御座ございます、本來ほんらい產若さんわかとしたらさそうなもので、むかしは六十何歲なんさい七十さいぐらゐなおばあさんが世話せわをいたしました、當今たうこんをんなが三十八さい產婆とりあげが十八さい大變たいへんなおばあさんがある 熊「うしたエうまれたか 女「無事ぶじうみおとしましたヨ 熊「うまれたのはおひめさまか若樣わかさまか 女「なにつてるんだネ、をとこだヨ 熊「をとことくれば若樣わかさまだらう、其奴そいつ有難ありがてエおばあさんいろ有難ありがた御座ございました、婆「くまさん、一寸ちよいと御覽ごらん可愛かあいうまれました 熊「う、ヘエー不思議ふしぎなもんだネ、馬鹿ばかあかいネ 婆「あかいから赤坊あかんばうふぢやアありませんか、それあかおほきくなるといろしろくなるとひます 熊「めうなもんだねエ、あかいのがしろくなるのが面白おもしれエ、矢張やつぱり鹽酸えんさんなにかであかぬくんだとへますネ 婆「浸拔しみぬきと一しよにしてはいけない」くま