Page:Kokkaron1905.djvu/79

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れ、其組織が變更又は消滅したればとて一度發せられたる意志は人民が之を遵奉しつゝある以上は存續して滅する事なし。然れども其實行が必ず此組織を待つものに在りては其組織の亡滅と共に亡滅せざるを得ざるなり。要するに國家の意志とは人格より發したるものにあらずして法律によりて定められたる人間組織の間に起り法律に定めたる目的を達する所の意志なり。而かも所謂三次的、二次的、一次的の意志は相ひ豫想し相ひ統一する者なり。然かも皆一樣に新法令をなす者なり。然り而して此系統の基礎となり居るは權力其者なり。今此關係を圖にて示さば左の