紹巴富士見道記 今年永祿の春も十かへりの初。 久鋪あらまし の富士見るべき事を頻に思ひ立日より記付も のならし。此度の心ざしは。都にあり詫て出る にも不有。行末にて賴める所もなし。奈良の 京を離れて。一昔のあなたより思ひ渡れる橋 立。 玉津嶋。いづれ か 先にと 定かね ながら。 先 遠 所よ, とこ、 ろ內成 比。 江村 堯次與 行。 春 草のう へ はつれな し 野 邊の雪 席に 連る 曾谷康 敬。 張 行すべき よし あ ho を。 秋まで など 申け る を あやしみ あ へる に。 關 の 束な どい ふ 事に なりて。 賢く も聖 護院殿 聞し めされて。 大 ひえの 春 さ へ いかに 富 士の雪 と 被 二 遊 付 一 候て。 二百 韻 可, 被, 遊。 愚 句 を もと 仰 有ければ e 存來て やしる 入ん、 まつ 山 櫻 卷第 三百 三十 九 ?站巴 富 士見道 記 一 御入峯 を 祝た てまつ る; 一;^ 也。 廿 六:::。 歡克 S 光寺 :匸 朝な-/ 風の 色 そふ やなき かな 廿九 n 。從 二 殿下 1 發句 可, 申の 御氣色 あれば。 辭 しがたくて。 春の 日の 下草 もる、 色 もな し 夜に 入。 かさね 土器 数 添て。 殿下 新 鄕王樣 我 さ へ もな くな ど 御詞の 匂 ひ も不, 淺に 源氏物語 の 宇治の まきに。 か、 づら ひける ととが めら れ しも 思 ひ 出て。 月に かっき 出たら ば。 蹈 歌な らまし とか 云 あ へ る。 朝 C: に は 小野內 言上 oi 延 =. のた め 万 句 執行。 梅か香ゃそふもる、、しの峯^^^ 四::: には玄 哉い さ、 か ロ决の 事 傳授。 喜に と て 色 も 香 ー.- し る Li お し ま し 花 の ほ 花やかなる 席。 味 も 極な さ會ぞ となり。 六 H に 七 }HA.H 二
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