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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/90

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    晝顏に晝寐せうもの床の山

    子供等よ晝顏咲きぬ瓜むかん

榎の花

    つくと榎の花の袖に散る

     許六が木曾路に赴く時

椎の花

    椎の花の心にも似よ木曾の旅

     正成之像

     鐵肝石心此人之情

撫子

    撫子にかゝる泪や楠の露

    醉うて寐ん撫子咲ける石の上

    桑の實や花なき蝶の世捨酒