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Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/160

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     四山の銘

    ものひとつ瓢はかろき我が世哉

雞頭  

    雞頭や雁の來る時尙赤し

     伊勢の斗從に山家をとはれて

蕎麥の花

    蕎麥はまだ花でもてなす山路哉

     後醍醐帝の御陵を拜む

    御廟年を經てしのぶは何を忍ぶ草

唐黍

    唐黍や軒端の荻のとりちがひ

鬼灯

    鬼灯は實も葉もからも紅葉哉

     大門通を過ぐるに