コンテンツにスキップ

Page:Basho Haiku Zenshu.djvu/125

提供:Wikisource
このページは校正済みです

    秋風ややり戶の口の尖り聲

     題虫

    蛛何と音を何となく秋の風

    身にしみて大根からし秋の風

     題畫屛

    君も臣もうきにはたへぬ秋の風

     鵜つかひの佐英衞一昨夜相果候と承る

    鵜の嘴の肌を刺すらん秋の風

     嵐蘭悼