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なること、目上（めうへ）の者（もの）を尊重（そんちよう）すること、老人（らうじん）を敬畏（けいゐ）すること、人（ひと）の問（と）はざるに自（みづか）ら語（かた）り出（い）でざること、目上（めうへ）の者（もの）の談話（だんわ）に容喙（ようかい）すべからざること等（とう）を以（もつ）てす。而（そ）して男子（だんし）には殊（こと）に漁獵（ぎよれふ）する法（はふ）、弓矢（ゆみや）及（およ）び罠（わな）を造（つく）る法（はふ）、獸類（じうるゐ）の往來（わうらい）に伏矢（ふせや）する事（こと）より、山川（さんせん）の名稱（めいしよう）、方向（はうかう）、通路（つうろ）の順（じゆん）等（とう）を敎（をし）へ、然（しか）る後（のち）に、矢（や）に用（もち）ふる毒（どく）の調製法（てうせいはふ）、諸器物（しよきぶつ）の製作（せいさく）、法（はふ）、彫刻（てうこく）の法（はふ）等（とう）を敎（をし）へ、最終（さいしう）に信仰（しんかう）する諸（もろ〳〵）の神（かみ）の名（な）、祈禱（きたう）に用（もち）ゆるイナヲ（幣（へい））の作（つく）り方（かた）、祈禱文（きたうぶん）、儀式（ぎしき）に於（お）ける挨拶（あいさつ）及（およ）び其（そ）の順序（じゆんじよ）、古代（こだい）よりの傳說（でんせつ）等（とう）を會得（ゑとく）せしむ。女子（じよし）には木皮（もくひ）を採（と）りアツシを織（お）る法（はふ）、刺繡（ぬいとり）の法（はふ）料理（れうり）の法（はふ）より、子（こ）を育（そだ）つる法（はふ）、文身（いれずみ）の技術（ぎじゆつ）、種々（しゆ〴〵）の舞踏（ぶたふ）、死人（しにん）の爲（た）めの泣哭（きふこく）の仕方（しかた）、男子（だんし）に對（たい）する禮儀（れいぎ）に至（いた）るまで之（こ）れを敎（をし）へ、殊（こと）に其（そ）の最（もつと）も重要（ぢうえう）なるは、男子（だんし）を尊敬（そんけい）し、待遇（たいぐう）することゝす。卽（すなは）ち用事（ようじ）ありても、