韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について (平成30年12月28日) 全文
韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について(全文)
[編集]平成30年12月20日(木)
韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案
場所:能登半島沖(日本EEZ内)
撮影:海上自衛隊P-1哨戒機(第4航空群)
【気象・海象】(P-1哨戒機が機上で観測)
天気 : 晴れ
風 : 北西の風15KT(7m/s)
風浪階級: 1m(さざ波がある程度)
うねり : 南へ1m
クルー「2隻ともに1000ヤード間隔の間にいる。」
機長 「これより、WARSの撮影を実施する。」(WARS:韓国警備救難艦 5001参峰号)
機長 「WARS左側に小型ゴムボートと思われるもの視認。」
クルー「クァンゲト・デワンについては現在回頭中、240度まで回頭している。」
クルー「画面中央 WARSを撮影中」
- (画面表記)
- 左から 韓国警備救難艦の搭載艇(推定)、漁船、韓国警備救難艦「サンボンギョ 5001」、韓国警備救難艦の搭載艇(推定)
クルー「まもなくアビーム(正横通過)する。アビーム スタンバイ、マーク(今)アビーム」
- (警告音 Traffic Traffic)TCASの警告音
クルー「左舷にゴムボート2隻。その間に漁船のような1隻を確認した。」
- (画面表記)
- 韓国海軍艦艇「クァンゲト・デワン」
- (画面表記)
- 国際法や国内関連法で規定されている高度及び距離以上で飛行
クルー「現在左舷艦艇をアビームする。」
クルー「アビーム スタンバイ、マーク アビーム」
クルー「ヘリデッキについてはヘリ等格納されていない。」
クルー「格納庫にヘリ等はなかった。レーダー回転中」
? 「了解」
クルー「特異事象等はなし」
クルー「Korea South WARS ビジュアルコンタクト ポジション〇〇〇(位置)、コース300度8ノット」
- (確認作業中)
機長 「ネクスト(次)、クァンゲト・デワンの回頭針路240度からこのまま回り込んで、ネクスト、クァンゲト・デワンの右舷の方を撮影していく。」
クルー「はい、漁船まもなく左側」
機長 「了解」
クルー「さきほど撮影したもの、艦番号5001からサンボンギョであることを確認した。」
クルー「情報ありましたよね。」
クルー「情報は...あっ、ありますね。」
クルー「サンボンギョ...(確認作業中)」
クルー「WARS?」
クルー「違いますね」
クルー「WARSの目標情報はないですよね?」
クルー「なし」
クルー「クァンゲト・デワン(の情報)もなし?」
クルー「なし」
クルー「機長、この、(聞き取れず)のやつは撮ったんですか?」
機長 「まだ撮っていない。結局全景、今、失敗しちゃったので」
クルー「あー了解」
機長 「えーとこれ撮ったあと、じゃあ、上昇して全景撮っていこうか。」
? 「はい、了解」
機長 「はいじゃあ、ネクスト このままクァンゲト・デワン船尾から、あー、右舷の撮影に入っていく。」
機長 「はい、えー現在目標については11時(の方向)3マイル、11時3マイル、今のところ呼びかけ等はなし。」
クルー「U/V(UHF/VHF)1,2,3,4、国V Vガード、Uガードモニター中(国際VHF VHF緊急周波数121.5 MHz、UHF緊急周波数243.0 MHz)」
- (画面表記)
- 左から 韓国警備救難艦「サンボンギョ 5001」 韓国海軍艦艇「クァンゲト・デワン」
クルー「現在、画面では左側 WARS、右側 韓国艦艇クァンゲト・デワン」
クルー「現在、画面でズームアップ艦尾撮影中」
機長 「本機、ターゲットの右舷をアビームする。」
機長 「艦番号、後で確認する。」
- (警告音 Traffic Traffic)TCASの警告音
クルー「レーダーアンテナは回転中。ヘリの格納庫内、見える限りヘリの格納されているのを確認できない。」
クルー「まもなく...スタンバイ、マーク アビーム。971、971。」
クルー「その他特異事象なし」
クルー「艦番号571ではないかと」
? 「あー571ですか」
機長 「了解571」
クルー「ビジュアルコンタクト〇〇〇(位置)、190度8ノット」
- (確認作業中)
クルー「艦番号は971、971」
機長 「はい、このまま左上昇旋回、次ネクスト全景の方、映していく。」
? 「了解」
クルー「韓国の5はあんまり見ないですね」
クルー「はい、現在の現場の天候、風は050度15ノット、視程20キロ、雲は2CU 030(積雲 雲量2 雲高3,000 ft)、波1うねり1(さざ波がある程度 弱いうねり)、うねりの方向 ノース to サウス、現在飛行高度1000フィートまで上昇中」
機長 「1500まで上昇し全景をおさえていく。」
クルー「はい了解。1500フィートレベルオフし全景撮影を実施する。現在画面で2隻、WARS5001、クァンゲト・デワン971、撮影している。」
- (確認作業中)
機長 「はい了解」
- (画面表記)
- FC(火器管制レーダー)探知
- 自機の10時方向 約5000メートル
クルー「あー、あー、出しています。FC系出している。」
機長 「はい 了解。FCコンタクト(火器管制レーダー探知)。」
クルー「FCコンタクト」
(確認作業中)
クルー「ちょっと避けたほうが良いですね。」
クルー「砲の指向等を確認(する)。」
機長 「確認せよ。」
クルー「了解」
クルー「コンティニューホールド(継続探知)」
機長 「離隔する。一旦離隔する。」
クルー「はい、コンティニューホールド」
機長 「はい 了解」
クルー「めちゃくちゃすごい音だ。(電波強度強い)」
クルー「はい TACO1がオグジュアリー(探知した電波などの音を聴くことができる装置)確認中、この音覚えておいて下さい。」
クルー「砲はこちらを向いていな...向いていない。」
クルー「砲の向首は確認していない。」
(確認作業中)
(確認作業中)
機長 「はい。はい、引き続きVTR撮影中」
(確認作業中)
機長 「了解」
クルー「はい、コンティニューホールド」
(確認作業中)
クルー「FCレーダーらしき電波を探知」
機長 「一応 呼びかけようか」
(確認作業中)
(確認作業中)
クルー「そちらの方から出てくるのは間違いなし。うちら電波 えー 今止まりましたね。」
機長 「今止まった。」
クルー「まだ あっ 今はダメです。今遠い。○○○(確認作業中)」
機長 「はい○○○(確認作業中)」
クルー「○○○(確認作業中)チャレンジした。」
機長 「はい」
クルー「了解、ちょっと確認しておいて下さい。IFT、できれば(確認作業中)見れたらお願いします。」
(確認作業中)
クルー「FCらしき信号をコンタクト。えーと機長○○○(確認作業中)、えーと現在進行形ではないですが『確認した』まで えーと」
機長 「一応(司令部に)言っておこうか」
クルー「確認します。」
機長 「はい。えとTACO2はSAT HOT(衛星通信通信中)ね。」
クルー「はい 了解」
クルー「3サイドで確認する。」
機長 「はい」
クルー「じゃぁえっとー TACO1の方でやりますね。国V 121.5」
機長 「はい 了解」
(画面表記)
FC(火器管制レーダー)探知
自機の12時方向 約8000メートル
クルー「はい また(FC)探知。○○○(確認作業中)でコンタクトした旨及び今コンタクトした旨SATで一報しておく。」
機長 「はい了解。『現在離隔中』も言っておいてね。」
クルー「はい了解」
(画面表記)
韓国海軍駆逐艦「クァンゲト・デワン」(艦番号971)
に対しVHF緊急周波数(121.5 MHz)による呼びかけ
【気象・海象】(P-1哨戒機が機上で観測)
天気 : 晴れ
風 : 北西の風15KT(7m/s)
風浪階級: 1m(さざ波がある程度)
うねり : 南へ1m
クルー「KOREAN NAVAL SHIP, KOREAN NAVAL SHIP. HULL NUMBER 971,HULL NUMBER 971. THIS IS JAPAN NAVY,THIS IS JAPAN NAVY. We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? over.」
訳 「韓国海軍艦艇、韓国海軍艦艇。艦番号971、艦番号971。こちらは日本国海上自衛隊、こちらは日本国海上自衛隊。貴艦のFCアンテナが我々を指向した事を確認した。貴艦の行動の目的は何ですか?どうぞ。」
クルー「KOREAN NAVAL SHIP, KOREAN NAVAL SHIP. HULL NUMBER 971,971. This is JAPAN NAVY. We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? 」
- (画面表記)
- 韓国海軍艦艇からの応答なし
クルー「現在後尾5マイル」
クルー「ネクスト国Vは156.8(国際VHF 156.8 MHz)でいきます。」
機長 「はい」
(画面表記)
韓国海軍駆逐艦「クァンゲト・デワン」(艦番号971)
に対し国際VHF(156.8 MHz)による呼びかけ
【気象・海象】(P-1哨戒機が機上で観測)
天気 : 晴れ
風 : 北西の風15KT(7m/s)
風浪階級: 1m(さざ波がある程度)
うねり : 南へ1m
クルー「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP. THIS IS JAPAN NAVY,THIS IS JAPAN NAVY. KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971, THIS IS JAPAN NAVY, We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? over.」
訳 「韓国海軍艦艇、韓国海軍艦艇。こちらは日本国海上自衛隊、こちらは日本国海上自衛隊。韓国海軍艦艇、艦番号971、こちらは日本国海上自衛隊。貴艦のFCアンテナが我々を指向した事を確認した。貴艦の行動の目的は何ですか?どうぞ。」
クルー「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP. HULL NUMBER 971,971,THIS IS JAPAN NAVY, We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? over.」
- (画面表記)
- 韓国海軍艦艇からの応答なし
クルー「はい○○○(確認作業中)」
機長「はい 了解」
- (確認作業中)
機長「はい 了解」
- (確認作業中)
クルー「間違いなく向こう(韓国艦艇)のFC系です。」
- (確認作業中)
クルー「はい」
- (確認作業中)
機長 「えーと記録がとれているかどうかちょっと確認して下さい。」
クルー「はい。一応えー○○○(確認作業中)は終了。あと、○○○(確認作業中)データはとれています。」
機長 「はい了解。 U/Vコパイ、U/V2をさぁ えーっとUガードに換えてくれる。」
クルー「はい了解です。」
クルー「機長Uガード(UHF緊急用周波数 243.0 MHz)でまだ交話やってないのでやります。」
クルー「機長 IFT」
機長 「はい 送話」
- (確認作業中)
クルー「とれています。」
機長 「あー了解」
- (確認作業中)
機長「はい了解 ありがとうございます。」
- (確認作業中)
クルー「TACO1再度呼びかける。」
クルー「U/V2セット」
- (画面表記)
韓国海軍駆逐艦「クァンゲト・デワン」(艦番号971)
に対しUHF緊急周波数(243.0 MHz)による呼びかけ
【気象・海象】(P-1哨戒機が機上で観測)
天気 : 晴れ
風 : 北西の風15KT(7m/s)
風浪階級: 1m(さざ波がある程度)
うねり : 南へ1m
クルー「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP. THIS IS JAPAN NAVY, KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971, THIS IS JAPAN NAVY,We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? 」
- (画面表記)
- 韓国海軍艦艇からの応答なし
クルー「KOREAN SOUTH NAVAL SHIP, HULL NUMBER 971,971, THIS IS JAPAN NAVY, We observed that your FC antenna is directed to us. What is the purpose of your act? over.」
- 映像の長さ:13分7秒
- 終
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