聖使徒行実09

提供:Wikisource
ナビゲーションに移動 検索に移動

聖使徒行實

第九章[編集]

 サウルはなほしゅもんとむかひて、おどしさつきとをき、しさいちやうきて、

 そのダマスクのしょくわいだうするしょもとたり、みちしたがものはば、なんにょろんぜず、これしばりて、イエルサリムにかんためなり。

 かれきて、ダマスクにちかづけるときたちまちてんよりひかりありて、かれめぐてらせり。

 かれたふれて、かれこゑけり、いはく、サウル、サウル、なんわれきんちくする。

 かれへり、しゅよ、なんぢたれたる。しゅへり、われなんぢきんちくするイイススなり。なんぢとげむはかたし。

 かれをのゝおそれてへり、しゅよ、なにさんことをほつするか。しゅかれへり、ちて、まちれ、かしこおいなんぢおこなふべきことなんぢげられん。

 かれともけるひとびとおどろきてち、こゑきて、たれをもざりき。

 サウルよりきて、ひらきたれども、ところなかりき。かれらそのてきて、ダマスクにれたり。

 かれみつかあひだることなく、またくらむことなかりき。

一〇 ダマスクにひとりもんと、アナニヤとづくるものあり、しゅいしやううちかれへり、アナニヤ、かれへり、しゅよ、われこゝり。