百詩篇第8巻

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ミシェル・ノストラダムス師の予言集>百詩篇第8巻


1

ポー(PAV)、ネー(NAY)、ロロン(LORON)[1]は血よりも火に属するだろう。
オード川を泳ぎ、大物は合流点に逃れるだろう
入り口はカササギたちを拒否するだろう。
パンプローナ[2]デュランス、人々はそれらを包囲されたままにされるだろう。

2

コンドンオーシュミランド周辺
私はそれらを取り囲む天からの火を見る。
太陽と火星が獅子宮で合する。そしてマルマンドには、
雷と大きな雹。壁はガロンヌ川に落ちる。

35

ガロンヌ川バイズ川Bayse)の入り口で
そしてダマザンDamazan)から遠くない森で
沼は凍らされる。そして、雹と北風。
ドルドーニュ川ではを間違えて凍る。

43[3]

二つの非嫡出的なるものの没落によって
血統の甥は王国を支配するだろう。
レクトワル(Lectoyre)にて槍の攻撃があるだろう。
甥は恐怖により軍旗を畳むであろう。

52

ブロワの王がアヴィニョンで統治する。
アンボワーズとsemeから[4]アンドル川沿いに来るだろう。
ポワチエへ爪、聖なる翼を傷つける。
ボニの前に[5]

[編集]

  1. Loron : オロロン(Oloron, 現在のオロロン=サント=マリー Oloron-Sante-Marieの一部)の語頭音消失。
  2. Pamplon : これは 1568年b版(下記参照)と1590年カオール版でのみ見られる。それ以外のほぼ全ての版で "Pampon"(語義未確定)。
  3. w:ミシェル・ノストラダムス師の予言集#百詩篇第8巻43番も参照のこと。
  4. semeについて、レオニは古フランス語の「弱者」か、セーヌ川(Seine)の誤記と推測している(Leoni [1982])。ラメジャラーはet semeをessainと捉え「アンボワーズから集団が」と読んでいる(Lemesurier [2003])。
  5. Devant Boni : 1568年版では四行目は途切れている。1791年アヴィニョン版などには「ボニウの前へと戦争をなくしに来るだろう(Devant Bonieux viendra la guerre esteindre)」と書かれている。

翻訳に関する情報[編集]

  • 底本はLes Prophéties de M. Michel Nostradamus, Benoist Rigaud, Lyon, 1568
    • この版は刊行年を変えないまま何度も再版されたらしく、同じ「1568年版」でも版によって原文に食い違いのあることが知られている。ここではリヨン市立図書館ショマラ文庫の版(便宜上「a版」とする)を軸とし、他の版の異文についてもある程度注記した。参照した1568年版は以下の通り。
      • スウェーデン・ストックホルム王立図書館所蔵(便宜上「b版」とする)
      • スイス・シャフハウゼン州立図書館所蔵(同「c版」とする)
      • フランス・アルボー博物館所蔵(同「d版」とする)
    • 明らかな誤植は後の版に基づいて読み替えた。誤植と断言しきれない場合は、原文どおり訳し、注記の形でレオニやラメジャラーの読み方を紹介した。
  • 翻訳者はウィキソースユーザーのsumaru。
  • 参考文献の一覧はミシェル・ノストラダムス師の予言集にある。