百詩篇第4巻

提供:Wikisource
ナビゲーションに移動 検索に移動

ミシェル・ノストラダムス師の予言集>百詩篇第4巻


1

まだ流れ出ていない血の残り
ヴェネツィアは救いが与えられることを求める。
大変長らく待たされた後に、
最初の角笛が鳴って、都市は開放される。

2

死のため、フランスは旅をすることになる。
海上の艦隊、ピレネー山脈を越えて進軍する。
スペインが大変なことになり、軍人が行軍する。
偉大な女性たちがフランスに連れ去られた。

3

アラスとブールジュから多くのダスキーワンズの旗が。
歩いて戦うガスコーニュの数が増える。
ライン川沿いの者はスペイン人を血祭りに上げるだろう。
サグントが鎮座する山の近くで

4

非力な王子が怒り、不平と喧嘩をする。
鶏とアフリカ人による強姦と略奪。
陸路でも、海路でも、無限の帆がある。
イタリアだけがケルト人を追いかけることになる。

5

十字架、完全な神の言葉のもとでの平和
スペインとガリアはひとつにまとまるだろう。
大災厄は近い、極めて辛辣な戦い。
動揺しない豪胆な者などいないだろう。

6

見つかった後の新しい服によって。
悪意ある陰謀と策略。
それを証明する者が最初に死ぬだろう。
カラーベネチアの罠

7

偉大な憎まれ役の王子の未成年の息子。
二十歳の時にハンセン病の大病を患う。
その母親は悲しみのあまり、やせ衰え、死んでしまう。
そして、彼は緩んだ肉の落ちるところで死ぬだろう。

8

迅速かつ突然の攻撃による大都会
夜中に驚き、見張りが中断される。
サン・カンタンの衛兵と時計
虐殺され、衛兵と門が壊される。

9

陣営の首領は群集の真ん中で
股に一矢を受けて負傷するだろう。
涙と悲嘆にくれるジュネーヴが、
ローザンヌとスイス諸邦に裏切られるであろう時に。

10

若い王子が冤罪で
軍隊をトラブルと喧嘩に陥れる。
長老は彼の支持のために殺された。
笏は鎮めるために、そして瘡蓋を治すために。

11

大いなるコープの政治を担う者は
いくつかの行いをするように説得されるだろう。
布を汚しに来る十二紅の者。
殺人のもと、殺人が行われるようになる。

12

大軍は乱れ飛んでしまった。
ほとんど追いかけられなくなる。
軍隊は再び集められ、軍団は減らされる。
そして、ガリアから完全に追い出されるだろう。

13

大敗の報を受ける。
その報告は軍を驚かせるだろう。
軍隊は反乱軍に対して団結した。
二重のファランクスは大きなファランクスを放棄する。

14

第一人者の急死
変化させ、別の者を主権の座に就かせるだろう。
すぐに、遅く、高貴で低年齢の者が来る。
陸と海によって、彼を恐れなければならなくなるような。

15

どこからか飢饉を起こそうと考えるだろう。
そこから糧が溢れ出すだろう。
犬の貪欲による海の目
一方には油と小麦が与えられる。

16

自由の都が隷属的になった。
放蕩者と夢想家の隠れ家にされた。
王は彼らにとってそれほど暴力的でないものに変わった。
百人から千人以上になった。

17

ボーヌ、ニュイ、シュブロン、ディジョンの各都市で変更すること。
カルメル会[修道女]を改善したいと願う公爵は
川の近くを行進し、魚、ダイバーのくちばし
尾を見る:門に鍵がかかる。

18

天空の事柄に関して最も学識ある人々の何人かが、
無知な君主たちによって排斥されるだろう。
勅令で罰せられ、罪人として追放され、
発見されたその場所で殺される。

19

ルーアンの前に、インスブリア人による包囲が築かれた。
陸と海によって通路を閉ざされた。
エナウとフランドル、ヘントとリエージュで
隠匿された贈り物によって、彼らは海岸を荒らすだろう。

20

平和と豊かさが長く続くと賞賛されるだろう。
王国のいたるところで、フルール・ド・リスは見捨てられた。
水辺で死んだ死体は、土地に運ばれる。
そこに埋葬される幸運を待ち望んでいる。

21

その変化は非常に困難である。
市や県は変化により利益を得るだろう。
心は高く、思慮深く確立され、狡猾な者を追い出す。
海も陸も人も、その姿を変えるだろう。

22

大軍が追い出される。
一瞬にして王に必要とされるのです。
遠くから約束された信仰は壊れる。
彼は哀れな無秩序の中で裸で見られるだろう。

23

海の艦隊の一軍団が
カルシヌ、マグネシア、硫黄、松脂[1]、燃やすだろう。
安全を保証された場所での長い休息
スランの港[2]、エルクル[3]、火は彼らを焼き尽くすだろう。


24

魂の聖なる大地の下で......かすかな声が聞こえた。
人間の炎が神のように輝いて見える。
それは修道士たちの血で大地を染めるだろう。
不浄な者のために,聖なる神殿を破壊する。

25

高邁な肉体が果てしなく目に映る。
これらの理由によって、それらは不明瞭になるであろう。
体も額も、感覚も頭も見えない。
神聖な祈りを減少させる。

26[4]

ミツバチの大群が湧き起こるだろう。
それがどこから来たのかは分からないだろう。
夜の待ち伏せ、葡萄棚の下には見張り。
都市は、裸でない[5]饒舌な5人に裏切られるだろう。

27

サロン、モゾル[6]タラスコンセクストゥスのアーチ
今なおピラミッド[7]が建っている場所、
(それらへと彼らは)デンマークの君主を引き渡しに来るだろう。
アルテミスの寺院での辱められた身代金支払い。

28

金星が太陽に覆われるとき
その輝きの下には、隠された姿がある。
水星は彼らを火の中にさらすだろう。
戦いの騒音によって、侮辱されるだろう。

29

隠された太陽がメルクリウスによってとなる。
第二天にしか置かれないだろう。
ヘルメスウルカヌスの餌食となるだろう。
太陽は純粋、緋色、かつ金色に見えるだろう。

30

あと11回、月は太陽は欲しがらないだろう。
すべて程度によって上げ下げされる。
そして、あまりに低い位置にあるため、1つは小さな金を縫うことになる。
飢饉の後,その秘密が明らかにされるように。

31

真夜中に月は高い山の上、
新しい賢者は一心にそれを見た。
その弟子たちによって不死たることを励まされる。
双眼は南に、両手は胸に、体は火へ。

32

肉が魚に道を譲る場所と時代で。
対抗して共産主義的な法律が作られるだろう。
それは古いものを強く保持し、それから中から取り除かれる。
すべてを共有する愛が、はるか後ろに置かれる。

33

ルナよりもウェヌスに結びついたユピテルは、
白さに満ちているように見える。
ネプツヌスの白さの下に隠されたウェヌスは、
マルスが重くした枝で打ち据えられるだろう。

34

異郷の大いなる者が捕虜となった。
鎖につながれた金塊が「キレン」王に捧げられる。
オーソニアで、ミラノが戦争に負ける者。
そしてその軍勢は全て火と剣にかけられた。

35

火を消せば、処女は裏切る。
新しい一団の大部分は
剣と槍を手にした孤独な王たちは
エトルリアとコルシカ、夜には喉を掻き切る。

36

新スポーツはガリアに再び設置された。
インスブリア戦役に勝利した後
ヘスペリアの山々、偉大な者たちが縛られ、揉みくちゃにされている。
ルーマニアとスペインは恐怖に震え上がる。

37

ガリア人は跳躍して山を貫くようになる。
彼はインスブリアの大地を占領する。
彼の軍隊は最も深くまで侵入する。
ジェノバとモナコは赤い船団を追い返すだろう。

38

公爵が王と王妃を支配するであろう時、
ビュザンティオンの首領はサモトラケ島で囚われる。
強襲の前に一方が他方を食うだろう。
鉄の[8]無骨漢が血の跡を辿るだろう。

39

ロードス島民は救済を求めるだろう。
放棄された相続人の怠慢によって。
アラブ帝国はその行く末を明らかにする。
ヘスペリアによって再び正される。

40

包囲された者の要塞は閉ざされる。
火薬によって奈落の底に沈む。
裏切り者はすべて生きたまま密輸される。
六文銭にこれほど哀れな分裂が起こったことはない。

41

人質として捕らえられた女性の性
夜、衛兵を欺くためにやってくる。
軍隊の長は彼女の言葉に惑わされ
民衆に彼女を見捨てるだろう、それは見るに忍びないことである。

42

ジュネーヴとラングルは、シャルトルドールの人々によって
そしてグルノーブルによって、モンテリマールで囚われる。
セーセル[9]とローザンヌは詭計に嵌り
60マルク[10]の黄金で彼らを裏切るであろう。

43

天空に武器のぶつかり合う音が響くだろう。
その年、神々は敵である。
彼らは聖なる法を不当に論じようとする。
雷と戦争によって,満足な者は死に至る。

44

メンデの二つの大きなもの、ロデーズとミヨーのもの
カオール、リモージュ、カストル悪い週
夜にはボルドーから侵入し、侮辱を受ける。
鐘の音でPИrigordを通り抜ける。

45

争いを通じて王はその領域を放棄する。
最も偉大な首長は危機に瀕したとき失敗する。
死者や廃墟から逃れられる者は少ない。
すべて切り刻まれ、一人はその証人となる。

46

卓越性によってよく守られた事実。
自らを破滅から守れ ツアーズ
ロンドンとナントはランスを通して防衛を行うだろう
霧雨の時、さらに通過しない。

47

野蛮な黒人が試されるとき
火と剣と弓で血まみれの手を使う。
彼の民は皆、ひどく怯えるだろう。
最も偉大な者が首と足で吊るされるのを見る。

48

肥沃で広々としたオーソニア平原は
たくさんのガジガジとイナゴを生み出すだろう。
太陽の輝きが曇る。
すべて食い尽くされ、大きな災いが彼らから来る。

49

人々の前に血が流される。
高い天からだけ、それは遠くまでやってくる。
しかし、長い間、一人の声は聞こえない。
一人の霊がそれに対して証しをするためにやってくる。

50

天秤座はヘスペリアが統治するのを見ることになる。
天と地の君主制を保持する。
アジアの勢力が滅びるのを見る者はいない。
たった7人が階層を秩序立てている。

51

敵を追いたがる公爵
ファランクスを妨げて中に入る。
徒歩で急ぎ追撃してくるので
その日、ガンジス川の近くで争いが起こるだろう。

52

攻囲された都市、男も女も壁に、
敵は外に、首領は降伏の準備。
風は近衛騎兵に向かって強く吹くだろう。
熱、塵、灰によって駆逐されるだろう。

53

逃亡者と追放者は呼び戻された。
父と息子は、深い井戸の偉大なガーニッシュ。
残酷な父とその民は息が詰まる。
彼のはるかに悪い息子は井戸の中に沈められた。

54

ガリアの王にはかつてなかった名前によって
決してなかった非常に恐ろしい雷
イタリア、スペイン、イングランドを震わせる。
異国の女性(たち)[11]には大いに鄭重。

55

カラスが煉瓦で組まれた塔の上で、
7時間にわたって鳴くことしかしないときに、
予兆された死、血塗られた彫像。
死に至った暴君、神々へと人々は祈る。

56

荒ぶる舌の勝利の後
精神は静謐と安息に和らぐ。
戦いの間中、血まみれの勝者は演説をする。
舌も肉も骨も焼き尽くす。

57

無知な妬みを大王の前に掲げて。
彼は著作の禁止を提案するだろう。
彼の妻は彼の妻ではなく、他の人に誘惑された。
もう二度二度、技も叫びもしない。

58

灼熱の太陽を喉に飲み込むために。
人間の血で洗われたエトルリアの大地。
水桶の主人は息子を連れ去るために
捕らわれの身の女性がトルコの土地に運ばれていく。

59

燃え盛る情熱に包まれた二人。
2つのカップの渇きによって消滅した。
砦はファイルされ、老いた夢想家がいる。
ジュネーブの人々に、彼は「ニラ」からの道を示すだろう。

60

人質として残された7人の子供たち。
三人目は自分の子供を惨殺しに来る。
その子のために、二人は矛を突き刺される。
ジェノバ、フィレンツェ、彼は彼らを混乱させるために来るだろう。

61

老いた者は嘲笑され、居場所を奪われる。
彼を従わせる外国人により
息子の手は彼の顔の前で食べられ
彼の兄弟はシャルトルへ、オルレアン・ルーアンは裏切るだろう。

62

野望を抱いた大佐が企てる。
彼は最も偉大な軍隊を掌握する。
彼の王子に対する虚偽の発明。
そして、彼は自分のアーバーの下で発見されるだろう。

63

ケルトの軍勢が山岳民族に対抗する。
鳥の鳴き声に習い、できるようになる人たち。
農民はすぐに新鮮なプレス機を働かせるだろう。
全ては剣の刃の上に投げ出される。

64

ブルジョワの衣をまとった不埒者。
彼は、自分の違反行為で王を試しに来るのです。
15人の兵士はほとんどが山賊で
人生の最後にして財産の長。

65

大城塞の脱走兵に向かって。
彼はその場所を放棄した後
彼の敵は非常に大きな武勇を発揮するだろう。
すぐに死んだ皇帝は非難されるだろう。

66

七つの剃り上げた頭の色に見せかけて
多様なスパイが散らされる。
井戸や泉には毒がまかれる。
ジェノヴァの砦では、人を食い尽くす。

67

土星と火星が等しく燃える年。
空気は非常に乾燥し、長い流星を乾燥させる。
秘密の火を通して、灼熱から燃え上がる大きな場所。
雨は少なく、風は暖かく、戦争、侵略がある。

68

ウェヌスから遠くない至近の年[12]に、
アジアとアフリカの最も偉大な2人が、
ラインヒステルから来たと噂されるだろう。
マルタ島リグーリア海方面に叫びと涙。

69

流浪の民が大都会を押さえる。
市民は死に、殺され、追い出された。
アクイレイアの人々はパルマに約束する。
未踏の地からの入口を示すために。

70

ピレネーの大山脈にかなり隣接している。
鷲に対抗する大軍を指揮するものである。
静脈を開き、軍を駆逐する。
ポーまで来て長を追いかけるだろう。

71

花嫁の代わりに娘たちが惨殺された。
大いなる誤りのある殺人は、生存者がいない。
井戸の中にはヴェスタルたちが氾濫し
花嫁はトリカブトの一杯で消滅した。

72

アジャンレクトゥールによってアルトミック[13]は、
サン・フェリックス(sainct Felix)で議会を開くだろう。
バザスの人々は悪いときに来るだろう、
コンドンマルサンを速やかに捕らえようとして。

73

大いなる甥は力づくで
厭世的な心で結ばれた条約。
公爵はフェラーラとアスティを試すだろう。
夜、パントマインが行われるとき。

74

レマン湖の人々とブランノウィケス[14]の人々は、
アキテーヌの人々に対抗するために集まる。
ゲルマニアの人々、それ以上にスイスの人々は、
メーヌの人々[15]とともに打ち破られるだろう。

75

戦いの準備が整った者が脱走する。
主敵が勝利を得るだろう。
後衛は守りを固める。
たじろぐ者は白地に死す。

76

アジャンの民がピュリゴールの民に
憤懣やるかたない、Та(テヌ)地方に至るまで保持する。
ガスコーニュとビゴールの連合は
神殿を裏切ること、説教をする司祭。

77

君主スラン(SELIN Monarque)、平穏なイタリア
統一された諸王国、世界のキリスト教徒の王者[16]
死に際して、ブロワの地で眠ることを望む、
海賊たちを海から駆逐した後で。

78

内戦の大軍。
夜、パルマは外国人に発見された。
町で七十九人が殺された。
外国人は皆、剣にかけられた。

79

血の王族は逃げる、モンウール、マス、エギヨン。
ランドはボルドー族で埋め尽くされる。
ナバール、ビゴールポイントとスパース。
コルク樫のドングリを食べるために、深い飢餓に陥っている。

80

大河の近く、大きな溝、土が引き出されている。
十五の部分に、水が分けられるだろう。
都は奪われ、火となり、血となり、叫びとなり、悲しい争いとなる。
そしてコロッセオを含む最も大きな部分。

81

速やかに舟橋を架ける。
ベルギーの偉大な王子の軍隊を通過させるために。
ブリュッセルからほど近い場所で行われた。
その先にあるのは、杭で切り刻まれた7人の姿。

82

スラコニアからやってくる群衆が近づいてくる。
古の破壊者が街を破滅させる。
彼は自分の「ルーマニア」が完全に荒廃するのを見るだろう。
そして、彼は大きな炎を消す方法を知らないだろう。

83

夜の戦闘、勇敢な隊長が
敗れて逃げるだろう。人々の中には倒された者はほとんどいない。
動揺した人々、無為ではない煽動。
彼の実の息子は、彼を攻囲されたままにしておくだろう。

84

オーセールの偉い人は、とても惨めに死ぬだろう。
彼の下にいた者たちによって追い出される。
鎖につながれ、強力なケーブルの後ろに置かれる。
火星、金星、太陽が夏に重なる年に。

85

白炭は黒炭に追われることになる。
囚人にされ、糞車に導かれる。
ムーアキャメルがねじれた足で。
そして、若い方が趣味の鷹の目をつぶしてしまうのです。

86

その年に土星が水(=みずがめ座)で
太陽と合するであろう。強大な王が、
ランスエクスに受け入れられ、油を塗られる。
征服した後で、彼は無垢な者たちを傷つけるだろう。

87

多くの言語を習得した王の息子。
王国の先輩とは違う。
ハンサムな父親は偉大な息子に理解される。
主要な支持者を滅亡させるだろう。

88

アンソニーという名で、汚れた事実で
淫乱は最期まで浪費する。
鉛を欲しがる者。
港を通り過ぎると、彼は選ばれた者によって浸される。

89

ロンドンの30人は密かに共謀する
橋の上の企業、彼らの王に対して。
彼とその配下は死を嫌うようになる。
フリジア出身の公正な王が選ばれた。

90

2つの軍隊は壁で合流することが出来ないだろう。
その時、ミラノとティキヌムでは騒擾。
飢餓、渇望、疑念が彼には非常に重くのしかかるだろう。
肉もパンも(他の)食糧も一口分すらないだろう。

91

決闘を行うことがガリアの公爵に強制される
メレル[17]の船はモナコに近づかないだろう。
誤って告発された者、永遠の監獄。
その息子は死の前に統治しようとするだろう。

92

勇敢な艦長の斬り落とされた首級は、
彼の敵の前に投げ棄てられるだろう。
彼の体は艦船の帆柱に吊るされる。
混乱した者は逆風に向かって櫂で漕いで逃れるだろう。

93

王家の寝所の近くで一匹の蛇が目撃されるであろう、
婦人によって。夜、犬たちは吠えないだろう。
その時、フランスでは、王にふさわしい一人の王子が生まれるだろう。
全ての君主たちは、(彼が)天から来たと認識するだろう。

94

偉大な2人の兄弟は、スペインから逐われるだろう。
兄はピレネー山脈のもとで倒される。
ドイツによって海もローヌ川レマン湖も血で赤くなる。
ナルボンヌとブリテル[18]アガタに汚染されるだろう。

95

2人に任された王国を、(彼らは)ほとんど保てないだろう。
3年7ヶ月が過ぎて、(彼らは)戦争を行うだろう。
ウェスタの巫女2人が、反抗するだろう。
次男の勝利はアルモリカの地[19]

96

ブリタニアの島の姉は、
弟の15年前に生を享けるだろう。
(正しさを)立証されたおかげで、その婚約者によって、
(彼女は)天秤の王国を継承するであろう。

97

水星、火星、金星が逆行する年、
大君主の血統は途絶えずに済むだろう。
ガグドール近くの[20]ルシタニア人たちに選ばれるのだ、
平穏な王国へとめっきり老いるために来るであろう者が。

98

アルバの人々はローマに通うことになる。
ラングルの手段で大勢をもみ消す。
侯爵も公爵も人を赦さない。
火、血、天然痘......水もなく、作物は育たず。

99

国王の娘の勇ましい長男。
彼はケルト人を遠くへ追いやるだろう。
雷を落とすような、これだけの人数がこれだけの配列で
少数で遠く、そしてヘスペリアスの奥深くへ。

100

天の火が王家の建物へと、
マルスの光が衰えるであろう時に。
7ヶ月、大戦、呪いで死んだ人々。
ルーアンエヴルーも王に背かないだろう。

脚注[編集]

  1. Calcineをレオニやラメジャラーはプロヴァンス語のCalcina(石灰)と理解している(Leoni [1982], Lemesurier [2003])。これに対し、ブランダムールはCalcide(カルキス)の誤記と捉えた上で、マグネシアともども古代ギリシャの地名と見ている(Brind'Amour[1996])。前者の場合「石灰、マグネシウム、硫黄、松脂で」となり、後者なら「カルキスとマグネシアを硫黄と松脂で」となる。
  2. Selynは「三日月」の意味とされる。
  3. Hercle : 構文上、Port Hercle の略とされるが、ポルト・エルコーレ(Porto Ercole)とする説(Brind'Amour[1996])とモナコ(Portus Herculis Monoeci)とする説(Leoni [1982], Lemesurier [2003])がある。
  4. 全文がプロヴァンス語で書かれた2つの詩のひとつ。
  5. 変語強意法の一種。「無一文ではない」=「金持ちである」(Brind'Amour [1996])、「身綺麗でない」=「買収された」(Leoni [1982])、「露わになっていない」=「隠された」(Lemesurier [2003])などと読まれる。
  6. Mansol : Mausol の誤記。サン=ポール=ド=モゾル修道院は、サン=レミにある。
  7. プロヴァンス語では様々な古代の石造建築物を指す。
  8. ferré : 「鉄の」には「残酷な」の意味もあった(Brind'Amour [1996])。
  9. 本来の原文は Seysset だが、Seyssel の誤植とされる(Leoni [1982], Brind'Amour [1996] etc.)。
  10. 1マルクは8オンス
  11. De femme estrangiers : 名詞が単数、形容詞が複数なので、後の版によって、単数で統一される場合と複数で統一される場合がある。
  12. l'an : 1597年頃以降の版ではlieu(場所)となっているものが多い。
  13. Artomiques : 1597年頃の版以降にはAttomiques, Atomiques などとなっているものがある。一般にはArécomiques(ナルボンヌ周辺地方の住民の古称)と見なされる(Leoni [1982], Petey-Girard [2003] etc.)。
  14. Brannonices はBrannovices(マコン周辺の住民のラテン語名称)の誤植とされる(Leoni [1982], Petey-Girard [2003])。
  15. ceux du Maine : 1557年版ではceux d'Humaine となっているが、16世紀末以降の版に見られる異文のほうが正しいとされるので(Petey-Girard [2003], Lemesurier [2003])、そちらで訳した。
  16. 1650年ライデン版以降には、par が追加されて「世界のキリスト教徒の王者によって統一された諸王国」となっているものがある。
  17. Mellele : Meselle. Moleなど、いくつもの異文がある。メリリャ(Melilla, Melille)の誤記とされることが多い(Leoni [1982], Petey-Girard [2003] etc.)。
  18. Blyterre : Baeterrae Septimanorum(ベジエの古称)と理解される。
  19. en Armorique terre : 1557年版や1568年版ではArmonique となっているが、一般にArmoriqueが正しいとされている(Petey-Girard [2003], Lemesurier [2003] etc.)。
  20. pres de Gagdole : Gagdoleには、Gandole, Gahdole, Graudole, Graulade, Pactole など、無数の異文がある(ちなみに一行目retrogradeとの押韻の関係上、Gagdoleは明らかに誤りを含んでいる)。ポルトガルの都市アルマダとする説(pres d'Almade ; Brind'Amour [1993], Petey-Girard [2003])、スペインの都市カディスとする説(pres de Gaddez ; Leoni [1982])などがある。

翻訳に関する情報[編集]

  • 底本は次の二つ。
    • Les Prophéties de M. Michel Nostradamus, Macé Bonhomme, Lyon, 1555(53番まで)
    • Les Prophéties de M. Michel Nostradamus, Antoine du Rosne, Lyon, 6 septembre 1557(54番から)
      • 明らかな誤植は後の版に基づいて読み替えた。誤植と断言しきれない場合は、原文どおり訳し、注記の形で、ブランダムールやラメジャラーの読み方を紹介した。
  • 翻訳者はウィキソースユーザーのsumaru。
  • 参考文献の一覧はミシェル・ノストラダムス師の予言集にある。