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琵琶湖周航の歌

提供:Wikisource

歌詞

[編集]
  1. 我は湖の子 さすらいの
    旅にしあれば しみじみと
    昇る狭霧や さざなみの
    滋賀の都よ いざさらば
  2. 松は緑に 砂白き
    雄松が里の 乙女子は
    赤い椿の 森陰に
    はかない 恋に泣くとかや
  3. 波の間に間に ただよえば
    赤い泊まり火 なつかしみ
    ゆくえさだめぬ 浪枕
    今日は今津か 長浜か
  4. 瑠璃の花園 珊瑚の宮
    古い伝えの 竹生島
    仏のみ手に 抱かれて
    眠れ 乙女子 安らけく
  5. 矢の根は深く 埋もれて
    夏草しげき 堀のあと
    古城にひとり たたずめは
    比良も息吹も 夢のごと
  6. 西国十番 長命寺
    汚れのうつしよ 遠く去りて
    黄金の波に いざ漕がん
    語れ我が友 熱き心



この著作物は、1924年に著作者が亡くなって(団体著作物にあっては公表又は創作されて)いるため、ウルグアイ・ラウンド協定法の期日(回復期日を参照)の時点で著作権の保護期間が著作者(共同著作物にあっては、最終に死亡した著作者)の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)70年以下である国や地域でパブリックドメインの状態にあります。


この著作物は、アメリカ合衆国外で最初に発行され(かつ、その後30日以内にアメリカ合衆国で発行されておらず)、かつ、1978年より前にアメリカ合衆国の著作権の方式に従わずに発行されたか1978年より後に著作権表示なしに発行され、かつウルグアイ・ラウンド協定法の期日(日本国を含むほとんどの国では1996年1月1日)に本国でパブリックドメインになっていたため、アメリカ合衆国においてパブリックドメインの状態にあります。