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  • 芭蕉俳句全集 (カテゴリ 日本近世文学)
        山賤おとがひ閉づる葎哉 松葉散る     淸瀧や波に散りてん靑松葉      唐招堤寺にて鑑眞和尙御影を拜し御目盲ひさせたまふ事をおもひつゞけて 若葉     若葉して御目雫ぬぐはゞや      日光     あら尊と靑葉若葉紫陽花     紫陽花や帷子時薄淺黃     紫陽花や乞食煩ふ草の上…
    391バイト (18,319 語) - 2019年9月28日 (土) 21:54
  • まえまで行きついた。 となりと云っても、そのあいだにかなり空地(あきち)があって、そこには古い井戸がみえた。井戸そばには大きい紫陽花(あじさい)が咲いていた。半七はその井戸をちょっと覗いて、それから生垣越しに隣りをうかがうと、おとわという女家はさのみ広くもないらしいが、なるほど清次
    55キロバイト (11,235 語) - 2021年12月13日 (月) 14:27
  • 一夜 (カテゴリ 日本小説)
    紫陽花(あじさい)茂みを洩(も)れて手にとるように聞え出す。すかして見ると明け放ちたる座敷灯(ひ)さえちらちら見える。「どうかな」と一人が云うと「人並じゃ」と一人が答える。女ばかりは黙っている。 「わしはこうじゃ」と話しがまた元へ返る。火をつけ直した蚊遣煙が、筒に穿(うが)てる三つ
    24キロバイト (4,654 語) - 2022年3月30日 (水) 13:02
  • 明治天皇御集 (カテゴリ 日本近代文学)
    たらちねのみおや御代をしのぶかな花橘陰をふみつゝ 紫陽花 うるはしき色に匂へどなにとなくさびしく見ゆるあぢさゐはな 海邊夏月 濱殿庭に眞砂路ふみならし波間すゞしき月をみるかな 高樓夏月 おばしまは夜露にぬれて高殿軒にさし入る月すゞしさ 瞿麥 色々に咲きかはりけりおなじ種まきて育てし撫子花 夏菊…
    173キロバイト (37,495 語) - 2023年8月19日 (土) 05:11
  • 山陰土産 (カテゴリ 日本小説)
    ベツドかと見えて、篠懸(すゞかけ)苗木が植ゑてあり、その間には紫陽花(あぢさい)なぞがさき亂れてゐた。さすがにその邊までは大阪やうな大きな都會を中心に控へた村々續きらしくも思はれた。  大阪から汽車で、一時間半ばかり乘つてゆくうちに、はや私達はかなり
    158キロバイト (34,214 語) - 2019年9月29日 (日) 05:09
  • 葦毛(~駒) アシゲイ 足藝 アシコシ 足腰(~が立たぬ) アジサイ 紫陽花 アシサキ 足先 アシザマニ 惡樣に〔副〕 アシズモー 足相撲 アシズリ※アシズリ 足摺り(~して) アシタ 明日〔名〕 アシタ 明日〔副〕 アシタ 足駄 アシダマリ 足溜り アシツキ※アシツキ※アシツキ 足附(人~) アシツキ※アシツキ※アシツキ…
    511バイト (14,067 語) - 2021年1月30日 (土) 11:41
  • 田舎教師 (カテゴリ 日本近代文学)
    袴(はかま)をはっきりと廊下に見せて、一二、一二をやりながら、そこまで来て解散した。校庭には九連草(れんそう)赤いが日に照らされて咲いていた。紫陽花(あじさい)花もあった。  暑中休暇はいたずらに過ぎた。自己
    509キロバイト (98,550 語) - 2023年11月4日 (土) 14:56