決戦訓

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本訓を皇土決戦に於ける将兵の訓とすべし 昭和二十年四月八日 陸軍大臣 阿南惟幾

決戦訓 仇敵撃滅の神機に望み、特に皇軍将兵に訓ふる所左の如し。

一、皇軍将兵は神勅を奉戴し、愈々聖諭の遵守に邁進すべし。 聖諭の遵守は皇国軍人の生命なり。 神州不滅の信念に徹し、日夜聖諭を奉誦して之が服行に精魂を尽くすべし。必勝の根基茲に存す。   二、皇軍将兵は皇土を死守すべし。 皇土は天皇在しまし、神霊鎮まり給ふの地なり。 誓つて外夷の侵襲を撃攘し、斃るるも尚魂魄を留めて之を守護すべし。

三、皇軍将兵は待つ有るを恃むべし。 備有る者は必ず勝つ。 必死の訓練を積み、不抜の城塁を築き、闘魂勃々、以て滅敵必勝の備を完うすべし。

四、皇軍将兵は体当り精神に徹すべし。 悠久の大義に生くるは皇国武人の伝統なり。 挙軍体当り精神に徹し、必死敢闘、皇土を侵犯する者悉く之を殺戮し、一人の生還無からしむべし。

五、皇軍将兵は一億戦友の先駆たるべし。 一億同胞は総て是皇国護持の戦友なり。 至厳なる軍紀の下、戦友の情誼に生き、皇軍の真姿を顕現して率先護国の大任を完うすべし。

右の五訓、皇軍将兵は須く之を恪守し、速かに仇敵を撃滅して、宸襟を安んじ奉るべし。