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坂本龍馬/俚謡2

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こいわしはんのほかとやら あなどのせとのいなりまち
ねこもしやくしもおもしろふ あそぶくるわのはる
げしき ここにひとりのさるまハし たぬきいつぴきふり
すてゝ 義利もなさけもなきなみだ ほかに
こゝろハあるまいと かけてちかいし山の神 うちに
いるのにこゝろのやみぢ さぐりて いでゝ行


とんとんと登る梯子の真中程で
国を去つて薩摩同志 楼に上る貧乏の春
辛抱しやんせと目に涙