先刻御見うけ申候通りニ、大兄の 反したまふより援隊壮士三四 等、ときの声を出し、ゑい/\と押 来り、くおふるに女軍吾 本陳お打破り其声百 雷のく、大兄此時ニもれたまふて、 地下に吾に何の御顔(カホ)を見セ たまふや。御心根御為聞可被遣候。なぜ に来りたまハぬや、御為聞。 拝首。 佐(呈)々木将軍 陳下 楳 拝首