一筆啓上候。 然ニ今日木圭より 一紙相達候間、御覧 に入候。同人事は 御国の情ニ能通じ 居り候ものにて、彼 初強く後、女の 如などは尤吾病 にさし当り申候。 何卒御国の議 論も根強く 仕度、唯此所一向 ニ御尽力奉願候、謹言。 八月廿六日 直柔
佐々木先生 龍拝 左右