其後芸州の船より 小蝶丸ニ乗かへ須崎 を発し、十月九日ニ 大坂に参り申候。則 今朝上京仕候」此頃 京坂のもよふ以前とハ よ程相変、日〻に ごて/\と仕候得ども、 世の中は乱んとして 中〻不乱ものにて 候と、皆〻申居候事 に御座候」先は今日 までぶじなる事、 幸便ニ申上候。謹言〻。 十月九日 梅太郎 〆 上町本一丁目 坂本権平様 坂本龍馬 御直披