コンテンツにスキップ

坂本龍馬の手紙/慶応2年11月16日付溝淵広之丞宛

提供:Wikisource
Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディア溝渕広之丞のページがあります。

拝啓候。
然ニ昨日 鳥渡申上候
彼騎銃色〻手を尽し
候所、何分手ニ入かね候。先
生の御力ニより候ハずバ
外ニ術なく御願の為
参上仕候。何卒御
願申上候。彼筒の代金
ハ三十一両より三十三両
斗かと存候。うち今一所
より申来候もの四十金
 申候。あまり法外に
高金と存候まゝ無余
儀先生を労し奉候。
宜しく御聞込可被下候。
     十六日          頓首。
               才谷梅太郎
 溝渕広之丞先生
 左右