坂本龍馬の手紙/宛先き、年月日、未詳 推定、慶応元年秋、坂本乙女宛

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西町蔵母ハいかゞ、定きづ
かいなるべし。然レバ蔵ハ
此頃相不変一軍 四百人計 の
参謀となり、戦場ニも
鞭をとり、馬上ニて見廻
りなど仕候。事なき時ハ
自ら好て軍艦ニ乗組候て
稽古致し候。勢盛なる事
ニて候。先日もはからず
あい申候て色〻大はなし致し
候。むかし西町のさハぎ
などたがいニ申、実ニおもし
ろし。かの方へ御申し。
         かしこ。