国際連合総会決議997 (ES-I)
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決議997 (ES-I)
総会は、
1949年のイスラエル・アラブの休戦協定の当事者が協定の条件を何度も無視していることと、イスラエル軍が1949年2月24日のエジプトとイスラエル間の一般休戦協定に違反してエジプト領に深く侵入していることに留意し、
フランス及びグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の軍隊がエジプト領に対して軍事作戦を行っていることに留意し、
スエズ運河の通航が中断され、多くの国々が深刻な不利益を被っていることに留意し、
このような動きに重大な懸念を表明し、
1. 現在、同地域で敵対行為に関与している全ての当事者が直ちに停戦に合意し、その一環として同地域の軍と武器の移動を停止することを優先事項として求める。
2. 休戦協定の当事国に対して、休戦ラインの背後にいる全軍を速やかに撤退させ、休戦ラインを越えて近隣の領土に侵入することを止め、休戦協定の規定を厳守するよう求める。
3. 全ての加盟国に対し、敵対行為が行われている地域に軍事物資を持ち込まないこと、まあ一般的に本決議の実施を遅らせたり妨げたりするような行為は行わないことを勧告する。
4. 停戦が有効になった時点で、スエズ運河を再開し、安全な航行の自由を回復するための措置を講じることを求める。
5. 憲章に基づく適切と思われる追加措置のために事務総長に対して、安全保障理事会及び総会に対して本決議が遵守されていることを監視し、速やかに報告することを要請する。
6. 本決議に従うまで緊急総会を継続することを決定する。
1956年11月2日 第562回全体会議
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