労農赤軍の組織に関する人民委員会議令
旧軍は、ブルジョアジーによる労働者の階級的抑圧の武器として役立った。労働者と被搾取階級への権力の移行と共に、近い将来の常備軍の全人民武装への交代のための真の土台におけるソビエト権力の砦たり、来るべき欧州における社会主義革命のための支援となる新軍を創設する必要性が生じた。
第1条 このため、人民委員会議は、以下のことに基づき、「労農赤軍」の名の下に新軍を組織することを決定する。
1) 労農赤軍は、労働大衆の最も自覚的かつ組織された分子から創設される。
2) その入隊は、18歳以上の全ロシア共和国市民に対して開かれている。赤軍には、十月革命の成果、ソビエト権力及び社会主義の擁護のために自己の力、自己の生命を捧げる用意のある各人が入隊する。赤軍入隊のためには、ソビエト権力を土台とする部隊委員会若しくは社会民主組織、党若しくは職業組織、又は少なくともこれら組織の構成員2名の推薦が必要である。入隊の際、部隊全体による全員の連帯保証と記名投票が要求される。
第2条
第3条 労農赤軍の最高指導機関は、人民委員会議である。軍の直接の指導と統制は、軍事問題委員部、その下に創設される特別全露参事会に集中される。
訳者
[編集]出典
[編集]- Декреты Советской власти. Т. 1. С. 356-357.
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