作者:藤原松三郎
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←作者索引: ふ | 藤原松三郎 (明治14(1881) - 昭和21(1946)) |
藤原 松三郎(ふじわら まつさぶろう)は、日本の数学者・数学史家。東北帝国大学教授。第二次世界大戦前において、90編の欧文論文を著し、世界数学者会議で2度の学術講演を行うなど、当時の日本の数学界を代表する数学者であり、日本数学史、中国数学史、朝鮮数学史をカバーする和漢数学史家としても業績を残した。特に8000枚の遺稿「日本数学史」は、『明治前日本数学史』としてまとめられ、和算史を研究する上で基本的な文献となっている。日本語の著作『代数学』、『微分積分学』は、長く各大学で教科書・参考書として使われた。また『常微分方程式論』は、日本で最初の常微分方程式の著作である。純粋数学の研究者であった藤原が数学史の研究を始めたのは、同僚である林鶴一の急逝による。林鶴一は、日本初の国際数学雑誌である『東北数学雑誌』を私費で創刊した純粋数学の研究者であったが、晩年には和算史の研究に力を注ぎ、2000ページを超える『和算研究集録』を上梓していた。林が残した研究と彼が集めた膨大な和算書資料を前に、藤原は和漢数学史研究に没頭することを決意する。この経緯については藤原による「林鶴一君を憶ふ」「林鶴一君の業績」「林鶴一博士小伝」「余の和算史研究」などに詳しい。— ウィキペディア日本語版「藤原松三郎」より。 |
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