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  •  わたくしは此年十二月十日に尾藤二洲が病を以て昌平黌の職を罷めたことを記して置きたい。当時頼春水の寄せた詩に、「移住林泉新賜第、擬成猿鶴旧棲山」の一聯がある。賜第(してい)は壱岐坂にあつた。これは次年の菅茶山の手紙の考証に資せむがために記して置くのである。…
    1.54メガバイト (342,889 語) - 2024年3月25日 (月) 01:52
  •  滋養(じよう)物を取らなければならぬので、銭(ぜに)もないのに、いろいろなものを買って食った。(こい)、鮒(ふな)、(うなぎ)、牛肉、鶏肉(けいにく)――ある時はごいさぎを売りに来たのを十五銭に負けさせて買った。嘴(くちばし)は浅緑(あさみどり)色、羽…
    509キロバイト (98,550 語) - 2023年11月4日 (土) 14:56