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- 、父へさゝへ申し、二男の若子を、家督にせんと思召し、色々讒言ありしを実と思ひ、狂人と号し、茶々丸を籠へ入れ申されける。是を能く知りたる御内衆かはみ申して、御膳を参らする次に、小刀を一本忍びやかに参らせけるを、茶々丸殿、籠の番衆の寝入りたる間に、小刀を以て番衆を刺殺し、番衆の太刀を取りて籠より出で、御…3キロバイト (70,791 語) - 2024年2月3日 (土) 11:08
- 右二町計りに、宇佐美民部、其勢四百余にて、備へたりしが、城中の有様を見て、嫡子宇佐美藤三郎、〈後兵左衛門尉と号す〉十六歳になりける【 NDLJP:214】を使ひとして、上泉主水備へ、申遣しけるは、城方、追付(おつゝけ)、定めて出づべしと覚え候。御心得あるべく候へども申入れ候。上泉は、城の相色に心を…3キロバイト (116,548 語) - 2024年2月3日 (土) 18:43