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　是に於て文侯身自ら席を布き、夫人觴（さかづき）を捧げ、吳起を廟に醮（すゝ）め、立てゝ大將と爲す、西河を守り、諸侯と大戰七十六、全勝（まつたくかつこと）六十四、餘は則ち鈞しく解（と）く、土を四面に闢（ひら）き、地を千里に拓（ひら）く、皆起が功なり。 　吳子曰く、「昔の國家を圖（はか）る者は、必ず先づ百姓を敎へて萬民を親…

むべきことなりとす、稻造是に於て武士道論を作る。 稻造の先、幕政の時に當りて、世々盛岡藩の士籍に列り、祖父傳安政年間、藩領三本木に水利を通じ、荒蕪を拓きて微功あり、明治九年 聖上東北を巡狩し、三本木驛に於て、畏くも稻造の居宅を假行在所に充て給ひ、爾時祖父の追賞を蒙り、子孫國事に奉ずべしとの聖諭を拜…

整ヘテ假眠シ窓戶ヲ開キ各家屋ニハ少クモ一名ノ警戒兵ヲ置キ又馬繫場、車廠等ハ閉塞セル庭園等ヲ避ケ要スレバ通路ヲ開キ馬ハ通常勒及鞍ヲ裝シ又ハ輓具ヲ附シテ厩外適當ノ場所ニ繫ギ又ハ繋駕セシメ必要ナル車輛等ハ機ヲ失セズ出動シ得ルノ姿勢ニ在ラシムルモノトス第五章露營第三百六十六戰術上露營地ニ必要ナル條件ハ敵ニ…