エペソ人への書 (文語訳)

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<文語訳新約聖書

w:舊新約聖書 [文語]』w:日本聖書協会、1950年

w:大正改訳聖書

エペソ人への書

第1章[編集]

1:1[編集]

神の御意によりてキリスト・イエスの使徒となれるパウロ、書をエペソに居る聖徒、キリストに在りて忠實なる者に贈る。

1:2[編集]

願はくは我らの父なる神および主イエス・キリストより賜ふ恩惠と平安と汝らに在らんことを。

1:3[編集]

讃むべきかな、我らの主イエス・キリストの父なる神、かれはキリストに由りて靈のもろもろの祝福をもて天の處にて我らを祝し、

1:4[編集]

御前にて潔く瑕なからしめん爲に、世の創の前より我等をキリストの中に選び、

1:5[編集]

御意のままにイエス・キリストに由り愛をもて己が子となさんことを定め給へり。

1:6[編集]

是その愛しみ給ふ者によりて我らに賜ひたる恩惠の榮光に譽あらん爲なり。

1:7[編集]

我らは彼にありて恩惠の富に隨ひ、その血に頼りて贖罪、すなはち罪の赦を得たり。

1:8[編集]

神は我らに諸般の知慧と聰明とを與へてその恩惠を充しめ、

1:9[編集]

御意の奧義を御意のままに示し給へり。

1:10[編集]

即ち時滿ちて經綸にしたがひ、天に在るもの地にあるものを、悉とくキリストに在りて一つに歸せしめ給ふ。これ自ら定め給ひし所なり。

1:11[編集]

我らは、凡ての事を御意の思慮のままに行ひたまふ者の御旨によりて預じめ定められ、キリストに在りて神の産業とせられたり。

1:12[編集]

これ夙くよりキリストに希望を置きし我らが、神の榮光の譽とならん爲なり。

1:13[編集]

汝等もキリストに在りて、眞の言すなはち汝らの救の福音をきき、彼を信じて約束の聖靈にて印せられたり。

1:14[編集]

これは我らが受くべき嗣業の保證にして、神に屬けるものの贖はれ、かつ神の榮光に譽あらん爲なり。

1:15[編集]

この故に我も汝らが主イエスに對する信仰と凡ての聖徒に對する愛とを聞きて、

1:16[編集]

絶えず汝らのために感謝し、わが祈のうちに汝らを憶え、

1:17[編集]

我らの主イエス・キリストの神、榮光の父、なんぢらに智慧と默示との靈を與へて、神を知らしめ、

1:18[編集]

汝らの心の眼を明かにし、神の召にかかはる望と、聖徒にある神の嗣業の榮光の富と、

1:19[編集]

神の大能の勢威の活動によりて信ずる我らに對する能力の極めて大なるとを知らしめ給はんことを願ふ。

1:20[編集]

神はその大能をキリストのうちに働かせて、之を死人の中より甦へらせ、天の所にて己の右に坐せしめ、

1:21[編集]

もろもろの政治・權威・能力・支配、また啻に此の世のみならず、來らんとする世にも稱ふる凡ての名の上に置き、

1:22[編集]

萬の物をその足の下に服はせ、彼を萬の物の上に首として教會に與へ給へり。

1:23[編集]

この教會は彼の體にして、萬の物をもて萬の物に滿し給ふ者の滿つる所なり。

第2章[編集]

2:1[編集]

汝ら前には咎と罪とによりて死にたる者にして、

2:2[編集]

この世の習慣に從ひ、空中の權を執る宰、すなはち不從順の子らの中に今なほ働く靈の宰にしたがひて歩めり。

2:3[編集]

我等もみな前には彼らの中にをり、肉の慾に從ひて日をおくり、肉と心との欲する隨をなし、他の者のごとく生れながら怒の子なりき。

2:4[編集]

されど神は憐憫に富み給ふが故に、我らを愛する大なる愛をもて、

2:5[編集]

咎によりて死にたる我等をすら、キリスト・イエスに由りてキリストと共に活し、(汝らの救はれしは恩惠によれり)

2:6[編集]

共に甦へらせ、共に天の處に坐せしめ給へり。

2:7[編集]

これキリスト・イエスに由りて我らに施したまふ仁慈をもて、其の恩惠の極めて大なる富を、來らんとする後の世々に顯さんとてなり。

2:8[編集]

汝らは恩惠により、信仰によりて救はれたり、是おのれに由るにあらず、神の賜物なり。

2:9[編集]

行爲に由るにあらず、これ誇る者のなからん爲なり。

2:10[編集]

我らは神に造られたる者にして、神の預じめ備へ給ひし善き業に歩むべく、キリスト・イエスの中に造られたるなり。

2:11[編集]

されば記憶せよ、肉によりては異邦人にして、手にて肉に行ひたるかの割禮ありと稱ふる者に無割禮と稱へらるる汝ら、

2:12[編集]

曩にはキリストなく、イスラエルの民籍に遠く、約束に屬する諸般の契約に與りなく、世に在りて希望なく、神なき者なりき。

2:13[編集]

されど前に遠かりし汝ら今キリスト・イエスに在りて、キリストの血によりて近づくことを得たり。

2:14 2:15[編集]

彼は我らの平和にして、己が肉により、樣々の誡命の規より成る律法を廢して、二つのものを一つとなし、怨なる隔の中籬を毀ち給へり。これは二つのものを己に於て一つの新しき人に造りて平和をなし、

2:16[編集]

十字架によりて怨を滅し、また之によりて二つのものを一つの體となして神と和がしめん爲なり。

2:17[編集]

かつ來りて、遠かりし汝等にも平和を宣べ、近きものにも平和を宣べ給へり。

2:18[編集]

そはキリストによりて我ら二つのもの一つ御靈にありて父に近づくことを得たればなり。

2:19[編集]

されば汝等はもはや旅人また寄寓人にあらず、聖徒と同じ國人また神の家族なり。

2:20[編集]

汝らは使徒と預言者との基の上に建てられたる者にして、キリスト・イエス自らその隅の首石たり。

2:21[編集]

おのおのの建造物、かれに在りて建て合せられ、彌増に聖なる宮、主のうちに成るなり。

2:22[編集]

汝等もキリストに在りて共に建てられ、御靈によりて神の御住となるなり。

第3章[編集]

3:1[編集]

この故に汝ら異邦人のためにキリスト・イエスの囚人となれる我パウロ――

3:2[編集]

汝等のために我に賜ひたる神の恩惠の經綸は汝ら聞きしならん、

3:3[編集]

即ち我まへに簡單に書きおくりし如く、この奧義は默示にて我に示されたり。

3:4[編集]

汝等これを讀みてキリストの奧義にかかはる我が悟を知ることを得べし。

3:5[編集]

この奧義は、いま御靈によりて聖使徒と聖預言者とに顯されし如くに、前代には人の子らに示されざりき。

3:6[編集]

即ち異邦人が福音によりキリスト・イエスに在りて共に世嗣となり、共に一體となり、共に約束に與る者となる事なり。

3:7[編集]

我はその福音の役者とせらる。これ神の能力の活動に隨ひて我に賜ふ惠の賜物によるなり。

3:8[編集]

我は凡ての聖徒のうちの最小き者よりも小き者なるに、キリストの測るべからざる富を異邦人に傳へ、

3:9[編集]

また萬物を造り給ひし神のうちに、世々隱れたる奧義の經綸の如何なるもの乎をあらはす恩惠を賜はりたり。

3:10[編集]

いま教會によりて神の豐なる知慧を、天の處にある政治と權威とに知らしめん爲なり。

3:11[編集]

これは永遠より我らの主キリスト・イエスの中に、神の定め給ひし御旨によるなり。

3:12[編集]

我らは彼に在りて彼を信ずる信仰により、臆せず疑はずして神に近づくことを得るなり。

3:13[編集]

されば汝らに請ふ、わが汝等のために受くる患難に就きて落膽すな、是なんぢらの譽なり。

3:14 3:15[編集]

この故に我は天と地とに在る諸族の名の起るところの父に跪づきて願ふ。

3:16[編集]

父その榮光の富にしたがひて、御靈により力をもて汝らの内なる人を強くし、

3:17[編集]

信仰によりてキリストを汝らの心に住はせ、汝らをして愛に根ざし、愛を基とし、

3:18[編集]

凡ての聖徒とともにキリストの愛の廣さ・長さ・高さ・深さの如何ばかりなるかを悟り、

3:19[編集]

その測り知るべからざる愛を知ることを得しめ、凡て神に滿てる者を汝らに滿しめ給はん事を。

3:20[編集]

願はくは我らの中にはたらく能力に隨ひて、我らの凡て求むる所、すべて思ふ所よりも甚く勝る事をなし得る者に、

3:21[編集]

榮光世々限りなく教會によりて、又キリスト・イエスによりて在らんことを、アァメン。

第4章[編集]

4:1[編集]

されば主に在りて囚人たる我なんぢらに勸む。汝ら召されたる召に適ひて歩み、

4:2[編集]

事毎に謙遜と柔和と寛容とを用ひ、愛をもて互に忍び、

4:3[編集]

平和の繋のうちに勉めて御靈の賜ふ一致を守れ。

4:4[編集]

體は一つ、御靈は一つなり。汝らが召にかかはる一つ望をもて召されたるが如し。

4:5[編集]

主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つ、

4:6[編集]

凡ての者の父なる神は一つなり。神は凡てのものの上に在し、凡てのものを貫き、凡てのものの内に在したまふ。

4:7[編集]

我等はキリストの賜物の量に隨ひて、おのおの恩惠を賜はりたり。

4:8[編集]

されば云へることあり 『かれ高きところに昇りしとき、多くの虜をひきゐ、人々に賜物を賜へり』と。

4:9[編集]

既に昇りしと云へば、まづ地の低き處まで降りしにあらずや。

4:10[編集]

降りし者は即ち萬の物に滿たん爲に、もろもろの天の上に昇りし者なり。

4:11[編集]

彼は或人を使徒とし、或人を預言者とし、或人を傳道者とし、或人を牧師・教師として與へ給へり。

4:12[編集]

これ聖徒を全うして職を行はせ、キリストの體を建て、

4:13[編集]

我等をしてみな信仰と神の子を知る知識とに一致せしめ、全き人、すなはちキリストの滿ち足れるほどに至らせ、

4:14[編集]

また我等はもはや幼童ならず、人の欺騙と誘惑の術たる惡巧とより起る樣々の教の風に吹きまはされず、

4:15[編集]

ただ愛をもて眞を保ち、育ちて凡てのこと首なるキリストに達せん爲なり。

4:16[編集]

彼を本とし全身は凡ての節々の助にて整ひ、かつ聯り、肢體おのおの量に應じて働くにより、その體成長し、自ら愛によりて建てらるるなり。

4:17[編集]

されば我これを言ひ、主に在りて證す、なんぢら今よりのち、異邦人のその心の虚無に任せて歩むが如く歩むな。

4:18[編集]

彼らは念暗くなりて、其の内なる無知により、心の頑固によりて神の生命に遠ざかり、

4:19[編集]

恥を知らず、放縱に凡ての汚穢を行はんとて己を好色に付せり。

4:20[編集]

されど汝らはかくの如くならん爲にキリストを學べるにあらず。

4:21[編集]

汝らは彼に聞き、彼に在りてイエスにある眞理に循ひて教へられしならん。

4:22[編集]

即ち汝ら誘惑の慾のために亡ぶべき前の動作に屬ける舊き人を脱ぎすて、

4:23[編集]

心の靈を新にし、

4:24[編集]

眞理より出づる義と聖とにて、神に象り造られたる新しき人を著るべきことなり。

4:25[編集]

されば虚僞をすてて各自その隣に實をかたれ、我ら互に肢なればなり。

4:26[編集]

汝ら怒るとも罪を犯すな、憤恚を日の入るまで續くな。

4:27[編集]

惡魔に機會を得さすな。

4:28[編集]

盜する者は今よりのち盜すな、むしろ貧しき者に分け與へ得るために手づから働きて善き業をなせ。

4:29[編集]

惡しき言を一切なんぢらの口より出すな、ただ時に隨ひて人の徳を建つべき善き言を出して、聽く者に益を得させよ。

4:30[編集]

神の聖靈を憂ひしむな、汝らは贖罪の日のために聖靈にて印せられたるなり。

4:31[編集]

凡ての苦・憤恚・怒・喧噪・誹謗、および凡ての惡意を汝等より棄てよ。

4:32[編集]

互に仁慈と憐憫とあれ、キリストに在りて神の汝らを赦し給ひしごとく、汝らも互に赦せ。

第5章[編集]

5:1[編集]

されば汝ら愛せらるる子供のごとく、神に效ふ者となれ。

5:2[編集]

又キリストの汝らを愛し、我らのために己を馨しき香の献物とし犧牲として、神に献げ給ひし如く、愛の中をあゆめ。

5:3[編集]

聖徒たるに適ふごとく、淫行、もろもろの汚穢、また慳貪を汝らの間にて稱ふる事だに爲な。

5:4[編集]

また恥づべき言・愚なる話・戯言を言ふな、これ宜しからぬ事なり、寧ろ感謝せよ。

5:5[編集]

凡て淫行のもの、汚れたるもの、貪るもの、即ち偶像を拜む者どもの、キリストと神との國の世嗣たることを得ざるは、汝らの確く知る所なり。

5:6[編集]

汝ら人の虚しき言に欺かるな、神の怒はこれらの事によりて不從順の子らに及ぶなり。

5:7[編集]

この故に彼らに與する者となるな。

5:8[編集]

汝ら舊は闇なりしが、今は主に在りて光となれり、光の子供のごとく歩め。

5:9[編集]

(光の結ぶ實はもろもろの善と正義と誠實となり)

5:10[編集]

主の喜び給ふところの如何なるかを辨へ知れ。

5:11[編集]

實を結ばぬ暗き業に與する事なく、反つて之を責めよ。

5:12[編集]

彼らが隱れて行ふことは之を言ふだに恥づべき事なり。

5:13[編集]

凡てかかる事は、責めらるるとき光にて顯さる、顯さるる者はみな光となるなり。

5:14[編集]

この故に言ひ給ふ 『眠れる者よ、起きよ、死人の中より立ち上れ。:さらばキリスト汝を照し給はん』

5:15[編集]

されば愼みてその歩むところに心せよ、智からぬ者の如くせず、智き者の如くし、

5:16[編集]

また機會をうかがへ、そは時惡しければなり。

5:17[編集]

この故に愚とならず、主の御意の如何を悟れ。

5:18[編集]

酒に醉ふな、放蕩はその中にあり、むしろ御靈にて滿され、

5:19[編集]

詩と讃美と靈の歌とをもて語り合ひ、また主に向ひて心より且うたひ、かつ讃美せよ。

5:20[編集]

凡ての事に就きて常に我らの主イエス・キリストの名によりて父なる神に感謝し、

5:21[編集]

キリストを畏みて互に服へ。

5:22[編集]

妻たる者よ、主に服ふごとく己の夫に服へ。

5:23[編集]

キリストは自ら體の救主にして教會の首なるごとく、夫は妻の首なればなり。

5:24[編集]

教會のキリストに服ふごとく、妻も凡てのこと夫に服へ。

5:25[編集]

夫たる者よ、キリストの教會を愛し、之がために己を捨て給ひしごとく、汝らも妻を愛せよ。

5:26[編集]

キリストの己を捨て給ひしは、水の洗をもて言によりて教會を潔め、これを聖なる者として、

5:27[編集]

汚點なく皺なく、凡て斯くのごとき類なく、潔き瑕なき尊き教會を、おのれの前に建てん爲なり。

5:28[編集]

斯くのごとく夫はその妻を己の體のごとく愛すべし。妻を愛するは己を愛するなり。

5:29[編集]

己の身を憎む者は曾てあることなし、皆これを育て養ふ、キリストの教會に於けるも亦かくの如し。

5:30[編集]

我らは彼の體の肢なり、

5:31[編集]

『この故に人は父母を離れ、その妻に合ひて二人のもの一體となるべし』

5:32[編集]

この奧義は大なり、わが言ふ所はキリストと教會とを指せるなり。

5:33[編集]

汝等おのおの己のごとく其の妻を愛せよ、妻も亦その夫を敬ふべし。

第6章[編集]

6:1[編集]

子たる者よ、なんぢら主にありて兩親に順へ、これ正しき事なり。

6:2[編集]

『なんぢの父母を敬へ(これ約束を加へたる誡命の首なり)

6:3[編集]

さらばなんぢ幸福を得、また地の上に壽長からん』

6:4[編集]

父たる者よ、汝らの子供を怒らすな、ただ主の薫陶と訓戒とをもて育てよ。

6:5[編集]

僕たる者よ、キリストに從ふごとく畏れをののき、眞心をもて肉につける主人に從へ。

6:6[編集]

人を喜ばする者の如く、ただ目の前の事のみを勤めず、キリストの僕のごとく心より神の御旨をおこなひ、

6:7[編集]

人に事ふる如くせず、主に事ふるごとく快くつかへよ。

6:8[編集]

そは奴隷にもあれ、自主にもあれ、各自おこなふ善き業によりて主より其の報を受くることを汝ら知ればなり。

6:9[編集]

主人たる者よ、汝らも僕に對し斯く行ひて威嚇を止めよ、そは彼らと汝らとの主は天に在して、偏り視たまふことなきを汝ら知ればなり。

6:10[編集]

終に言はん、汝ら主にありて其の大能の勢威に頼りて強かれ。

6:11[編集]

惡魔の術に向ひて立ち得んために、神の武具をもて鎧ふべし。

6:12[編集]

我らは血肉と戰ふにあらず、政治・權威、この世の暗黒を掌どるもの、天の處にある惡の靈と戰ふなり。

6:13[編集]

この故に神の武具を執れ、汝ら惡しき日に遭ひて仇に立ちむかひ、凡ての事を成就して立ち得んためなり。

6:14[編集]

汝ら立つに誠を帶として腰に結び、正義を胸當として胸に當て、

6:15[編集]

平和の福音の備を靴として足に穿け。

6:16[編集]

この他なほ信仰の盾を執れ、之をもて惡しき者の凡ての火矢を消すことを得ん。

6:17[編集]

また救の冑および御靈の劍、すなはち神の言を執れ。

6:18[編集]

常にさまざまの祈と願とをなし、御靈によりて祈り、また目を覺して凡ての聖徒のためにも願ひて倦まざれ。

6:19[編集]

又わが口を開くとき言を賜はり、憚らずして福音の奧義を示し、

6:20[編集]

語るべき所を憚らず語り得るように、我がためにも祈れ、我はこの福音のために使者となりて鎖に繋がれたり。

6:21[編集]

愛する兄弟、主に在りて忠實なる役者テキコ、我が情況わが爲す所のことを、具に汝らに知らせん。

6:22[編集]

われ彼を遣すは、我が事を汝らに知らせて、汝らの心を慰めしめん爲なり。

6:23[編集]

願はくは父なる神および主イエス・キリストより賜ふ平安と、信仰に伴へる愛と、兄弟たちに在らんことを。

6:24[編集]

願はくは朽ちぬ愛をもて我らの主イエス・キリストを愛する凡ての者に御惠あらんことを。