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ものなく、およあらはさんとほっするものほかに、ちちたれたるをものなし。

二三 またもんかへりみて、特にかれへり、なんぢところさいはひなり。

二四 けだしわれなんぢぐ、おほくのげんしゃきみわうとは、なんぢところんとほっして、ざりき、なんぢところかんとほっして、かざりき。

二五 ときひとり律法りつぱふちて、かれこころみてへり、よ、われなにして永遠えいゑん生命いのちがんか。

二六 かれこれへり、律法りつぱふなにをかしるせる、なんぢ如何いかむか。

二七 こたへてへり、なんぢこころつくし、たましひつくし、ちからつくし、おもひつくして、しゅなんぢかみあいせよ、またなんぢとなりあいすること、おのれごとくせよ。

二八 イイススこれへり、なんぢこたへしところただし、これせ、すなはちきん。

二九 しかれどもかれおのれとせんとほっして、イイススにへり、となりとはたれぞや。

三〇 イイススこたへてへり、あるひとイエルサリムよりイエリホンにくだとき盗賊ぬすびとへり、かれそのころもぎ、かれきずつけ、ほとんするばかりにして、かれれり。

三一 たまたまひとりさいみちよりくだりしが、かれて、れり。

三二 おなじく「レワィト」も彼處かしこいたり、ちかづきてかれて、れり。

三三 ただあるサマリヤじんきてここいたり、かれあはれみ、

三四 きて、そのきずあぶらさけとをそそぎて、これつヽみ、かれおのれちく