も之を知れ、神の國は爾等に近づけりと。
一二我爾等に語ぐ、彼の日に於てソドムは斯の邑より忍び易からん。
一三禍なる哉爾ホラジンよ、禍なる哉爾ワィフサイダよ、蓋爾等の中に行はれし異能は、若しティル及びシドンに行はれしならば、彼等は早く麻を衣、灰を蒙り、坐して悔改せしならん。
一四然らば審判に於てティル及びシドンは爾等より忍び易からん。
一五天にまで擧げられしカペルナウムよ、爾も地獄にまで落とされん。
一六爾等に聴く者は我に聴く、爾等を拒む者は我を拒む、我を拒む者は我を遣しし者を拒むなり。
一七七十門徒喜びて返りて曰へり、主よ、爾の名に因りて魔鬼も我等に服す。
一八彼は之に謂へり、我サタナの電の如く天より隕ちしを見たり。
一九視よ、我爾等に蛇、蠍、及び悉くの敵の能を践む權を與ふ、一も爾等を害せざらん。
二〇然れども惡鬼の爾等に服するを喜と爲す勿れ、乃爾等の名の天に録されしを喜と爲せ。
二一當時イイスス神゜を以て喜びて曰へり、父、天地の主よ、我爾を讃栄す、爾此等を智者及び達者に隱して、之を赤子に顯ししに因る、父よ、然り、蓋是くの如きは爾の旨に嘉せし所なり。
二二門徒を
顧みて
曰へり、
萬物は
我が
父より
我に
授けられたり、
父の
外に、
子の
誰たる